今日は【体験談】海外勤務してみました③について投稿します。
食品メーカー勤務の管理人がヨーロッパに海外勤務をした時の話を書いています。
この体験談も今回で3回目です。
これまでの投稿では赴任当初に色々なゴタゴタがあったり、仕事のことが全然わからないながらも、少しづつ環境に適応しようとしたことを書きました。
過去の投稿はこちら
1.英語と専門用語
いゃ・・・英語ってほんと難しいですね!?
まず専門職で英語を使うときって、その業界で使う独特の表現とか単語を覚えないといけないんですよ。
例えば、マーケティングでよく使う「口コミ」って単語は英語で分かりますか?
答えは、Word of Mouthです。
でもね、みんなその通り喋ってくれなかったりするんです。
どういうことかというと、言葉を省略したがるんですよ・・・。
Word of Mouth = WOMって感じで。
これは一例ですけど、こんな感じで専門用語(省略形)が出てきます。
あと、前回の投稿で私の上司はイギリス人っていいましたけど、我々日本人って義務教育でアメリカ英語を習ってるんですよ。
細かな発音とか、使う単語とか、微妙なんですけどイギリスのブリティッシュは聞き取りにくかったりするんです。
表現がバラエティーに富んでいて、使う動詞とか形容詞のレベルも難しい。
も~どうしようも無くなって、ある日、私は上司に正直に言いました。
ごめん!俺、あなたの英語全然聞き取れないわ!
最初、上司はポカーンとしてましたが、、、ごめんごめんって言って英語のレベルを落としてくれました。
それからしばらくは気を使ってくれたんですけど・・・
会話の中でヒートアップしてきたり、自分以外の同僚がいるときは、高速ブリティッシュ全開だったので、もうお構いなしです(笑)
あれ全部普通に聞いて普通に言い返したりしてる同僚連中もネイティブじゃないはずなのに、俺と一体何が違うんだ・・・と真剣に悩みました(汗)
でも、ウザがられても会議の後には、自分はこういう理解をしたけどあっているか!?と上司に聞くようにしました。
その結果・・・
めちゃくちゃ「No!」と言われました(笑)
でも、何回も何回もこれを繰り返すうちに、すこーしづつ、OKができるようになりました。
ほんとに、すこーしです。
2.自分の価値
そんな状況なんで、自分としては悩む訳ですよ。
俺、みんなに何も貢献できてないじゃん!?って。
俺は何が得意なんだろう!?どうやったらチームに貢献できるか!?
他の会社の日本人駐在員を見ると、みんな私のように言語に強くないので、だいたいエクセルとか数値系の分析(つまり、喋んなくていい仕事)でチームに貢献するんですよね。
でもね。。。
ここはマーケティング戦略の部署です。
はっきり言って、数値関係は全員鬼神のように強いです(笑)!!
いや、マジで半端ないっす。
万事休す!!
そんな中で自分が見つけた秘策・・・・
会社のフットサルチームに入る(笑)!!
うわ~めっちゃ仕事に関係ねぇ~
と思うでしょ。
でも、これに入って週2でフットサルをしたお陰で、会社の色んな奴らと仲良しになりました!
スポーツに国境はないんですね!
ここから色々な部署の情報がガンガン自分の所に入るようになりました。
あと、他の部署のDirectorとか偉い人とも仲良くなりました。
最初自分はその人がDirectorだって知らなくて、イタリア人の気のいいおっちゃんだな~と思って、何でも思ったことをガンガン言ってたんですが・・・あとで知ってビビりました(汗)
でもね、ここから吹っ切れました!
自分は、ちょっと肩に力が入りすぎてたんだと・・・・。
いきなりガッツリ成果を出そうとせずに、まずは足元の仕事を着実にやろうと思いました。
それが、今の自分にできることなんだと。
このころ、海外に赴任して3ケ月くらいが経過しようとしていました。
ほんとに、ゆっくりゆっくりのスローペースですが、徐々に会社の雰囲気にも馴染んできました。
でも、苦難の道はまだまだ始まったばかりです。
また、続きを書きたいと思います。