マーケティング職を目指して就職・転職・社内異動を目指す人に向けて、マーケティング職に向いている人の特徴を紹介します。
「マーケティング職」に必要な能力って何? どんな人が向いているの? そんな疑問がある人も多いのではないでしょうか。
この記事を読んで、今後のキャリアの参考にしてください。
データに強い
マーケティング担当者は、市場の動きを理解する必要があります。
この際、感覚ではなく、必ずデータを基に分析を行う必要があります。
「長年の勘だけど」、「偉い人がこう言っていたから」は通用しません。
まずは、自分自身の感情を排除して、冷静にデータと向き合う必要があります。
あとは、1日中エクセルで作業をすることもザラです。
グラフや図表も頻繁に作成しますので、データに強いことはこの仕事の必須要件です。
問題解決力がある
単にデータをまとめて終わりではなく、そこから何が読み取れ、それを踏まえて今後どのようにすべきか、自ら考え・実行することが求められます。
その際、複数ある打ち手の中から何が一番良いのかを選択する必要があります。
過去の経験が生きる場合もありますが、市場は常に変化していますので、今までのパターンに当てはまらないケースもよく出現します。
分からないながらも、それらの問題に対処することが求められます。
意思決定力がある
市場の環境変化はものすごいスピードで変化していますので、少しでも迷うと競合にやられてしまいます。
そのため、迅速な意思決定が求められます!
迅速な意思決定を行うには、常日頃から優先順位と判断基準を明確にしておく必要があります。
これが明確になっていないと、肝心な場面であたふたして、決定力が鈍ります。
それは考えてませんでした!というのを少しでも減らせるように、常日頃から様々な場面を想定して万全の体制を整えるクセを付けましょう。
説明力がある
部内で決定したことを他部署の関係者(営業担当者など)に説明する必要があります。
マーケティング施策の目的を、他部門のスタッフと共有することで、その施策は現場で正しく実行されます。
どのような考え方でそのように決まったのか?現場に求めるものは何か?
施策全体について、適切に説明し、理解してもらうことで、力の向かう方向(ベクトル)を社内で一致させる必要があります。
お客さんの立場に立てる
今の世の中のトレンドや、ターゲットになるお客さんのライフスタイル像といったものを、理解・共感する姿勢が大切です。
ファッション、食、イベントなどに足を運ぶことで、お客さんの感覚を適切に把握することが大切です。
これがちゃんとできていないと、会社の独りよがりの施策や、新商品の発売につながります。
結局、ターゲットとなるお客さんに全く響かないということになってしまいます。
走りながら考えられる
マーケティング職は、時間をじっくりかけて100点を取るのではなく、とにかくスピードを重視して走りながら考える必要があります。
とにかく60点でも良いので前に進むことが重要です。そうしないと、考えているうちに市場にまた新しい変化が起きます。
じっくり考えすぎてしまうと、結局なにもできないまま終わってしまいます。
それよりは、不完全でも前に進み、足りない部分を後で修正するという姿勢が大切です。
柔軟性がある
想定外の問題や自体は常に起こります。
これに対して、テンパったり、パニックになってはいけません。
起こったことは、起こったこととして、これからできることにフォーカスして冷静に対応することが大事です。
また、「感情」と「理性」の間に立つことが大切です。
データばかりに偏ってもいけませんし、感覚に偏ってものごとを進めてもいけません。
その両方のバランスを取りながら、上手く仕事を進めることが大切です。
全体を統括する力
マーケティングはそれ自体が一つのプロジェクトスタイルで行われることが多いです。
もちろん社内の関係者も多いため、誰が今、何をしているのか、やらなければならないのか」を適切に把握し、遅れている場合は、修正する方向でもっていかなければなりません。
一緒に仕事を進めるメンバーのモチベーション維持や、進捗管理も大切な仕事です。
まとめ
マーケティング職に必要な数々の能力を書きました。
もちろんこれら全部の能力を完璧に兼ね備えている人は稀です。
特に、この仕事の根幹になる部分は市場分析(データ分析)になりますので、数字に強いことは一番大事な要素になります。
数字が苦手だけどマーケティングをやってみたいというのは、あまりにも現実離れした発言です。
まずは、数字に慣れることから始めてみましょう。