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海外留学経験は就職活動に有利か!?不利か!?

海外留学経験は就職活動に有利か!?不利か!?について投稿します!

海外留学にいく人の数は、年々右肩上がりで増えています。

出典:https://education-career.jp/magazine/data-report/2019/number-study-abroad/

文部科学省がSGU(Super Global University)構想を立ち上げ、各大学に補助金を交付し、学生を積極的に海外派遣する大学が増えてきたことも大きな要因です。

また、民間企業の海外展開や社会のニーズから、グローバル系の学部創設がブームになり、海外留学のハードルが一気に下がりました。

これだけ海外に行く学生が増えた現在、「海外留学をすれば、就職・キャリアに有利になる」と考えるのは、危険です。

似たような経験をしている人が世の中にあふれかえっている、現在の状況において、単に「海外に行ってきました」というだけでは、なんの差別化にもならないからです。

そうは言っても、海外留学の経験を就活ネタとして使う人は多いと思います。

この記事では、海外留学を就活ネタとして使う場合、どういう点に気を付けるべきか。

そして、人事部は海外留学経験のある学生にどのような点を期待しているかについて解説したいと思います。

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最近の海外留学ブームについて

日本企業の海外進出という言葉が盛んに叫ばれるようになりましたが、依然として解決されない大きな課題があります。

それは、海外事業をけん引できるような、いわゆる「グローバル人材」の数自体が世の中にまだまだ少ないという点です。

これを聞くと・・・えっ?そんなに海外留学に行く人が増えたのに、なんでグローバル人材が足りないの?って思う人がいるかもしれません。

これに対する答えは・・・

海外留学=グローバル人材ではないからです!!

一昔前までは、海外留学に行く人は、かなりの覚悟をもっていました。

今の時代ように海外留学制度や、民間サービスが整っていませんでしたし、情報も圧倒的に少なかった時代です。

とにかく海外に行くハードルが圧倒的に高かったのです。

この時代は「何となくいってくるわ!」ってノリで行けるものではありませんでしたので、目的意識と覚悟が半端なかった時代です。

 

時代は変わり・・・現在は、学部全員に留学が必須化されていたり、海外で取得した単位を卒業単位に振り返られたり、奨学金をもらえるケースまであります。

つまり、自分で頑張らなくても、周りがそういう環境を整えてくれているのです。

そうなると、学部で海外留学しないと卒業できないから、仕方なく行ってきた!という人が現れます。

でも、中には本当に目的意識をもって海外に挑戦している人がいるのも事実です。

本気で海外留学をする人は、主体性と目的意識がとてつもなく高いので、面接でもとても光ります。

このような人材こそが、将来グローバル人材として世界で活躍できる可能性のある人材だと企業は見ています。

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グローバル人材の採用と育成

民間企業は、どんな方法でグローバル人材を採用・育成しているのでしょうか。

以下にまとめてみました。

①日本本社での外国人採用
②海外留学経験者の採用
③日本人社員に海外経験の機会を提供
④海外現地社員を日本本社に登用(研修)

採用については、①と②が該当し、育成については③・④が該当します。

会社の外からも採用をしながら、今いる(海外も含めた)自社内の社員を教育し、グローバル対応が可能な人材を確保しようとしています。

企業が海外経験者に期待していること

企業が海外経験者に期待するしていることは以下の通りです。

・挫折の経験
・日本の常識にとらわれ過ぎない発想力
・多くの利害関係者をまとめるリーダーシップ
・日本から世界へ発信する情熱/意思

ここに書かれていることは、将来あなたがグローバル人材として海外駐在員事務所を任されたときに、全て必要になってくる要件です。

中でも特に重要な項目が「挫折経験」です!

なぜ、企業がこれを気にするか?

海外でビジネスを行うということは、強いプレッシャーやストレスにさらされます。

これまで何でもストレートに上手くいった人でも、海外事業の運営は一筋縄ではいきません。

挫折して、ビジネスを放り投げられると会社にとっての損失は非常に大きいです。

失敗しても、挫折してもそこから這い上がって、再び挑戦する姿勢は非常に大切なのです。

ですので、やみくもに「アメリカに行きました」、「TOEICの点数が200点」伸びましたという間違ったアピールをしないようにして下さい。

企業の人は、そんなところは見ていませんし、むしろ減点ポイントです。

アピールするなら、是非この4点に絞り込みましょう!

留学・海外経験のPRポイント

先ほど、あげた以下の4点をしっかりアピールするためには事前の準備が必要です。

準備は、「出発前」「留学中」「帰国後」「就活の準備」の4つステップに分けて考えます。

まず、海外留学をする前にしっかりと目標設定をしましょう。

出発前
☑海外留学にいく目的は何か?
☑帰国後の理想の姿を明確にする
留学中

☑課題解決のために何をしたのか?
☑何が解決のポイントだったか?
帰国後

☑記憶が新しいうちに、留学中の振り返りをする
☑出来たこと、出来なかったこと
☑出来た要因、出来なかった要因
☑価値観の変化を整理する
☑今後の具体的な目標

帰国後は、自分が学んできたことの棚卸を行い、それを就活に活かしましょう。

また、留学をしただけではなく、その後どのように自己成長をしたのかも企業は見ています。

自己PRを作成するときの注意点

・何をしたか、だけで終わっていないか?
・ただの自慢話になっていないか?
・将来に活かす姿勢が見えるか?

自己PRを作成する時に含めるべき要素

時期(いつ)
場所(どこで)
人(主)(誰が)
人(従)(誰に)
もの(何を)
理由(なぜ)
方法(どのように)
量・程度(どのくらい)

自己PRのポイントは、具体的に書くことです。

自己PRを作成したら、あいまいな表現が無いか、確認してください。

「いろいろ」「さまざまな」「いつか」「こんど」このような表現が多い場合は、あなたの中で物事が具体的に整理されていない証拠です。

曖昧にせずに、しっかりと整理しましょう。

面接できかれる質問

・なぜ、留学しようと思ったのですか?

・なぜ「アメリカ」に留学しようと思ったのですか?

・留学をしたことで、自分が成長したと思うエピソードをひとつ教えてください。

・留学中、一番の困難は?どのようにそれを乗り越えたか?

・留学生活で得たものが、就職した後の社会生活でどのように生かされると思いますか。

これらは海外留学経験者が面接でよく聞かれる定番の質問です。

でも、安心してください。

先ほどの「留学・海外経験のPRポイント」で述べた手順でしっかり準備を行えば、何も問題ありません。

まとめ

海外経験があるからそのまま採用されるという時代は終わりました。

冒頭に述べたように、海外経験のある人は今やたくさんいます。

たくさんいる中で、どうやって自分なりにアピールをするか、企業に「こいつはポテンシャルがある!」と感じてもらう必要があります。

マニュアルに沿った回答をする必要は一切ありません。海外留学をしようと思った純粋な「目的」「動機」を熱意をもって語って下さい。

でも、そのためには準備が必要です。この記事に書かれていることを繰り返し読み返し、少しでも成功に近づくことを祈っています。

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