転職の書類選考で通過率を上げる簡単な方法を解説します!!
人気企業が求人を募集すると大量のエントリーシートが届きます。
当然のことながらそれらを、取捨選択するには「書類選考フィルター」が存在します。
この記事では、最も重要視されるフィルター項目を8つあげました。
それでは順番にみていきましょう。
学歴
中途採用の場合は、学歴ではなく職務経歴を最も重要視するので、新卒採用ほど学歴のウェイトは高くありません。
ただし、第二新卒で職務経験が比較的浅い場合は、ポテンシャルを測定するひとつの指標として学歴を考慮に入れます。
ある程度の職務経験が積み重なり、キャリアが形成されるにつれて、学歴のウェイトは下がります。
それでも大企業になると、やはり学歴は最低ラインとして重視している所が多いです。
ただし、いくら東大や早慶を卒業していても30歳近くになって職務経験なしという場合は、就職は難しいのが現実です。
基本は、学歴よりも職務経験が優先されることを念頭に置きましょう。
年齢
採用側はあらかじめ、ターゲットの年齢を設定している場合があるので、条件に合わない場合は書類の段階で不採用になります。
ただし、ガチガチに何歳じゃないとダメということではなく、前後ある程度は許容範囲が儲けられているのと、職務経験が求める内容に適合する場合は、そちらを優先する場合もあります。
ですので、年齢が求める条件から少し離れている場合は、職務経験やその他の項目でカバーをするようにしましょう。
一昔前は、35歳転職限界説なんてありましたが、今はマネジメント経験があれば、逆に好条件で転職ができるなど、単純に年齢で判断するのではなく、職務経験とセットで合否を判断する企業が多くなってきました。
性別
これは完全に会社の意向次第です。
例えば、女性の管理職を増やしたいけど、社内に管理職候補の女性社員が少ないため、外部から採用したいという場合は「性別」が選考の上位項目に設定されます。
ここまで極端な場合は、募集要項に記載をしておいても良いように思いますが、「男女雇用機会均等法」のため、性別による採用区分を明確には書けないため、内々で処理することが多いです。
この対策としては、転職エージェントに確認するのが一番確実です。
最初から見込みのない企業に応募をして、時間を無駄にするのは避けましょう。
転職回数
「20代なら転職は2回以内」というように、予め転職回数の上限を設定している会社もあります。
ただし、転職回数が多くても、キャリアが一貫していたり、専門性を必要とする場合はこの限りではありません。
書類に職歴を記載した際に、一見キャリアの一貫性がわかりづらく、誤解されそうな場合は、その点をしっかりと補足しておくことが重要です。
ここを何も書かないと、単に転職を頻繁に繰り返しているだけの人だと思われるので、不採用になる可能性が高いです。
また、転職回数以外に、空白の期間を気にする企業が多いので注意しましょう。
空白期間が長い場合は、計画性がないとか、だらしないという評価をされがちです。
空白期間に明確な理由があれば、それを答えれば良いのですが、書類選考の時点ではそこまできちんと説明できない場合があるので、それだけでマイナス評価とみなされ、書類で落とされる場合があります。
このあたりも、備考欄や設問のどこかでフォローを入れておくことで、通過率を高めることができます。
企業の格
これは大企業や保守的な会社に多いです。
「企業の格」とは何かというと、前職は、世間一般的にみて入社するのが難しい会社かどうか、社会的に見て評価が高い会社かどうかという点です。
入社難易度の高い会社で働いている場合は、その人は高倍率な選考を突破して入社しているので、少なくともまともな人であろうという第三者的な評価として利用します。
当然、社内で決裁をする際も、彼は前職は○○商事なので優秀な人材だ!と上層部に推薦しやすいですし、人事部も後々の言い訳として利用することができます。
ですので、最初に入社難易度の高い会社に就職しておくことは、その後の転職活動を有利に運ぶことができます。
資格
例えば、薬剤師を募集する求人の場合、薬剤師の資格をもっていないと話になりません。
それはいわば、スタートラインに立ったようなもので、そのうえで専門分野やこれまでの経験についての確認を行います。
そのような絶対的な資格ではなく「こういう資格を持っている人は優遇」という表現の場合は、あると加点されるといった程度で、それがないと採用されないという事はありません。
一般的な業務の場合は、資格よりも職務経験の方が確実に重視されます。
よくこれを勘違いして、資格を取るために会社を退職する人がいますが、全くお勧めすることはできません。
一般的な転職市場における、最強の資格は、あなたの「職務経験」そのものです。
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職務経験
先ほどから何回も出てきますが、この職務経験が転職活動において最も重要な要素になります。
あなたが過去にやって来た仕事に興味があろうがなかろうが、その経験を有する事自体に価値があります。
一つの業務には、少なくとも3年以上は欲しい所です。
また、昔やった業務よりも、一番直近の職務経験が評価されます。
未経験でその仕事自体には非常に熱意と興味がある人と、やる気はないけど職務経験のある人を比較した場合、転職市場では後者の方が評価は高いのが現実です。
職務経験というのは、それほど重要な要素なのです。
転職未経験
未経験から挑戦しやすい業種とそうでない業種があります。
未経験者を採用する理由は、様々ですが、業務の急な拡大で人手が足りない場合や、急な退職者を補充するためなどがあげられます。
全てとは言えませんが、入社のハードルが低い会社が多いのも特徴で、注意して求人を見ないと、しょっちゅう求人広告をだしていたり人の入れ替わりが激しいところもあるので注意しましょう。
出所: https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/donai/03
営業職・事務職からマーケティング職に転職する方法をお伝えします。 これを成功させるためには、まずマーケティング職について…
健康状態
最後に、少し毛色の違う項目です。
これは、記載内容によっては一発でアウトになります。
企業は、基本は心身ともに健康な人を採用したいと思っています。
ここで馬鹿正直に、備考欄に「私は現在うつ病で治療中です」と書いた瞬間に書類選考は通りません。
それから不安なことはありますか?と面接で聞かれて「職場の人と上手くやれるか心配です」というひともたまにいますが、こういう人も一発でアウトです。
おそらく心が優しく、正直な人なのでしょうが、損しかしません。
まずは面接までたどり着き、あなたの良さをポジティブにしっかりと相手に伝えるところから始めましょう。
まとめ
書類選考ファイルターについては、正直、対策しようがない場合もあります。
ですが、対策できることはたくさんあります。
すべての要素を完璧に満たす必要はありませんが、記事の中でも繰り返し言いました相手側が求めているもの(職務経験)を正しく理解し、自分の仕事を整理・棚卸をしてアピールを行うことが勝利の鉄則です。