【2023年版】人気国家資格の難易度・偏差値ランキングと年収について解説するぞ!!
「国家資格は強いよ!!なんて言っても国が認める独占業務ができるんだから!!」
な~んて、親から言われて育った人も多いのではないか!?
というのが、時代の流れで、もし資格を取得しても稼げなかったり、民間企業に就職した方が安定しているケースが多々あるからだ。
そのため、国家資格の取得難易度(リスク)、年収、将来性、自分の適性など色々と考慮して資格を選択することが重要だ!!
国家資格と一言でいっても、その数は1200以上にのぼり、中には訳の分からない資格も多数含まれている。
この記事では、とりわけ人気の国家資格に照準を絞ってランキング形式で解説したい。
資格の取得リスク
①難易度の高いローリスク系
➡ 医師、獣医師など
②難易度の高いハイリスク系
➡弁護士、公認会計士、税理士など
例えば、①の医師は医学部に入学して、真面目にやっていれば92.1%(2020年度)の人が取得できる資格⇒ローリスク!!
もちろん授業料が数千万とか、入試が難しいという問題はあるが、それがクリアできれば国家資格を得られる!!
大学卒業時に「新卒カード」を使わず資格試験に専念した場合、最終的に合格できず路頭に迷うケースも存在する。
そういう訳で、難易度の点では②のハイリスク系資格の資格が上位にランクしている。
それから肩書だけでメシを食えるほど甘い世界ではなく、その資格でどれくらい稼げるか!?も重要な指標だ。
この記事では、年収や将来性といった点にもスポットを当てながら現実的な視点で解説をするので、是非とも参考にして欲しい。
前置きはこれぐらいにして、まずは人気国家資格の難易度ランキングをご覧あれ!!
人気国家資格の難易度ランキング
国家資格名 | 難易度 | 偏差値 | 区分 |
弁護士 | S | 70 | 文系 |
公認会計士 | S | 70 | 文系 |
税理士 | S | 68 | 文系 |
司法書士 | S | 67 | 文系 |
弁理士 | S | 67 | 文系 |
医師 | S | 67 | 理系 |
不動産鑑定士 | A | 65 | 文系 |
中小企業診断士 | A | 65 | 文系 |
獣医師 | A | 65 | 理系 |
一級建築士 | A | 64 | 文系&理系 |
社労士 | A | 63 | 文系 |
気象予報士 | A | 63 | 文系&理系 |
歯科医師 | A | 63 | 理系 |
管理栄養士 | B | 60 | 理系 |
行政書士 | B | 60 | 文系 |
薬剤師 | B | 58 | 理系 |
通関士 | B | 58 | 文系 |
宅建士 | B | 58 | 文系 |
学芸員 | C | 53 | 文系 |
歯科衛生士 | C | 50 | 理系 |
普通自動車二種免許 | C | 42 | 文系 |
Sランク:弁護士、会計士、税理士など
Sランク国家資格については、日本最高峰の難易度だ。
資格を保有しているというだけで、社会的な信用は一気に上昇し、得られる社会的メリットは計り知れない。
しかしながら、難易度とは裏腹に、昔の様に「人生楽勝!!」という訳にもいかなくなってきた。
弁護士
弁護士は身近に起きた事件やトラブルに対し法的なアドバイスをし、ときには代理人として相手方と交渉を行うなど法律で依頼主を守ることが仕事だ。
弁護士になるには司法試験に合格する必要があるが、新司法試験に移行してから合格率は一気に上昇した。
司法試験の合格率
・旧司法試験(2005年まで)
➡平均合格率は2~4%
・新司法試験★
➡平均合格率は23~29%程度
司法試験受験者数はピークの2003年時点で約45,000人が受験をしていたが、ここ最近は約5,000人程度で推移している。
旧司法試験では年間合格者600~1500人だったが、新司法試験移行期の2005年~2010年には、年間2,000人以上の合格者と激増した!!
こういう背景もあり、新司法試験に移行してからは、受験者数が激減している。
昔に比べると、現実的に合格できる可能性の高い試験になったといえよう!!
弁護士の年収
弁護士の年収は雇用形態により様々だ。
親族が弁護士で、その後を引き継ぐのは一番安定しているが、なかなかそんな人はいないだろう!!
実際には、勤務弁護士として弁護士事務所に就職するのが一般的な進路だ。
独立を目指し修行の日々に明け暮れるが、自分の専門分野が世の中の需要とマッチしないと成功するのは難しい。
当たり前だが、独立するには、弁護士スキルだけではなく、ビジネススキルも多分に要求される。
最近は、民間企業が弁護士資格を持った人を積極採用するケースが多く、これが優良な就職先となっている!!
色々と問題はあるが、弁護士という職業は年収の観点では非常に恵まれた部類にはいる。
弁護士の目安年収
・独立開業
➡1,000万円~1億円以上
・勤務弁護士
➡500万円~3000万円以上
・大手民間
➡700万円~1,000万円以上
公認会計士
公認会計士は、企業の会計処理が適切に行われているか、第三者としてチェックをするのが仕事だ。
このチェックのことを「監査」という。
監査で、一度「問題なし」と承認したにも関わらず「やっぱり間違えてました!」というのは信用問題にもつながるし、悪質な場合は、免許のはく奪や、逮捕もありえるため、誠実かつ慎重に仕事を行う必要がある。
最近は、M&Aや海外案件が増加の一途をたどり、昔と比較して業務の専門性は格段に上がっている。
公認会計士の合格率は、司法試験と似たような流れをたどっている。
公認会計士の合格率
・旧公認会計士試験
➡(2005年まで)合格率8%程度
・新公認会計士試験
➡(2006~08年まで)合格率15~19%程度
・新公認会計士試験
➡(2009~18年まで)合格率10%程度
旧公認会計士試験時代は、年間合格者は1,200~1,300名で推移していたが、新試験に移行した2006年からは毎年3,000~4,000名の合格者が発生した。
市場に会計士の雇ニーズが増えると見越しての増員であったが、このタイミングで運悪くリーマンショックが発生したことにより、職にありつけない(監査法人に入れない)会計士が大量発生した。
公認会計士の年収
公認会計士も弁護士と同様、雇用形態により年収は大きく異なる。
理由としては、主なクライアントが大企業になるので、突然開業しても余程のコネがない限り、生計を維持するのは難しい。
そのため、中小企業を主なクライアントにする「税理士業」で独立開業するケースが多い。
現実的なキャリアとしては、監査法人や大手民間企業に就職するパターンが最も多い。
公認会計士の目安年収
・独立開業
➡1,000万円~1億円以上
・監査法人
➡500万円~1500万円以上
・大手民間
➡500万円~1000万円以上
ちなみに監査法人でM&A関連の案件を担当した人は、外資系金融や総合商社への転職が比較的容易。
注意して欲しいのは、「公認会計士だから」という理由だけでどこにでも就職できる訳ではないことだ。
重要なのは「専門領域」と「実務経験」だ!!
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税理士
税理士は、中小企業を主なクライアントとして、主に税務署に提出する確定申告などの書類を作成する。
それから、会社の納税額を合法的に減らす方法をアドバイスするコンサル業も行う。
税理士は、全11科目ある試験の中から5科目合格することで取得可能で、1発で5科目合格する必要はない。
ただし、目安として11科目のうち、1科目あたりの合格率は10%台前半で推移している。
1科目当たりの難易度は非常に高いうえに、弁護士や公認会計士のように「新試験移行に伴う楽勝合格期間」もなく、地味に一番難しい試験なのではないかと思う。
こちらは1科目ごとに合格すればよいので、働きながら資格を取得する人も多い。
税理士の年収
税理士の最大の魅力は、独立開業である。
一般的に、昔からある中小企業のほとんどは、特定の税理士事務所がクライアントとして抱えており、新規の顧客獲得は難しい。
新しく独立する人にとっては、既存の顧客を譲り受ける絶好のチャンスで、上手くやると一夜にしてクライアントを確保することができる。
ただし、同業者間の競争は非常に厳しいため、顧客獲得のための営業力やビジネスセンスは大いに求められる。
独立するにしても、大した設備投資もいらないので、利益率は非常に高い。
田舎に行くと、いまでも「先生、先生」といって、ハーゲンダッツアイスクリームや、ビールセットなどのお歳暮などが届く。
まったり働きながら、この年収はコスパが良いのではないか!?
税理士の目安年収
・独立開業 税理士
➡1000万円~5000万円以上
・税理士事務所 勤務
➡400万円~1000万円以上
・大手民間
➡500万円~1000万円以上
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司法書士
司法書士は、従来は不動産や会社などに関する登記業務を行うのが主な仕事であった。
➡土地や建物の所有権を登録する
商業登記
➡企業の代表者、所在地、資本金などの情報を登録する
しかし、2002年の司法書士法改正により、140万円以下の案件については、依頼者の代理人となって相手方と調停交渉したり、訴訟を起こすといった裁判手続きも行うことができるようになった。
具体的には、相続、遺言、債務整理、協議離婚、成年後見人、帰化申請などの分野にも業務範囲が広がり、ますます活躍の場が増えることになった。
合格率は毎年平均2-3%で推移しており、非常に狭き門だ!!
司法書士の年収
司法書士は、その業務の性質から、民間企業に就職をするケースは少なく、基本は司法書士事務所への就職一択だ!!
個人的には、合格難易度と比較してコスパが良くないため、積極的にはお勧めはしない!!
司法書士の目安年収
・司法書士事務所に就職
➡300万~700万円以上
・独立開業
➡500万円~1500万円以上
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弁理士
弁理士という資格を始めて聞いた人もいるかもしれないが、これは管理人が大注目する、超オススメ資格である!!
弁理士は、特許、意匠、商標、実用新案といった知的財産権全般を取り扱うスペシャリストで、世界を舞台に活躍できる仕事でもある。
この業務は民間企業とも密接に関係しており、活躍の幅と、市場ニーズが非常に高いのが特徴だ。
例えば、A社が新商品で「べんりしくん」という商品を発売したとする。
もし、これが商標登録されていなかったら、競合他社のB社は、A社を妨害する目的で「べんりしくん」という同じ名前の商品を発売できてしまうのだ。
もっというとB社が先に商標登録を済ませた場合、A社はB社の権利を侵害したとなり、逆に訴えられてしまう。
こういうことが起きないように、事前に知的財産を保護するのが、弁理士の役目だ!!
ここ5年間の合格率は、6-7%で年間250~300名前後が合格している。
弁理士の平均年収
弁理士の平均年収は以下の通り。この分野自体が比較的新しいので、将来性は非常に高い!!
弁理士の年収目安
・独立開業
➡1000万~3000万円以上
・民間大手
➡800~1000万円以上
・特許事務所
➡500万円~1000万円以上
医師
医師は大きく2つのタイプに分類できる。
一つは、病院などでけが人・病人の治療を行う「臨床医」で、もう一つが研究を専門に行う「研究医」だ。
※冒頭にも述べたが、2020年の医師国家試験の合格率は92.1%。
資格の取得に関し、最大の難関は、医学部に入学&卒業することだ。
国立の医学部は授業料が安いため、日本最高峰レベルの難関だし、私立の場合は6年間で家が一軒建つくらいの授業料を納付する必要がある。
頭脳だけではなく、家庭の財力がないと医者になるのは難しい。
医者の子供に医者が多いのは、財力も大きく関係している。
医師の平均年収
医師の平均年収は、勤務形態によって大きく異なる。
勤務医というのは、サラリーマン医師のことを指す。
専門分野により年収は大きく異なるが、例えば外科医の年収は一番高い。
全般的に医師の年収は非常に高いが、その分仕事は激務だ。
医師の目安年収
・勤務医:1000万~1500万円ほど
※大学病院は2割ほど低い
・開業医:3000万円~1億円以上
※専門により大きく異なる
Aランク:不動産鑑定士、中小企業診断士など
Aランクの人気国家資格として、不動産鑑定士、中小企業診断士、獣医師、一級建築士、社労士、気象予報士、歯科医師がランクイン。
不動産鑑定士
不動産鑑定士は、国や都道府県が土地や建物を買収する際に「いくらで買い取るべきか」を客観的な裏付けを基に算出したりするのが仕事。
公共事業を行う際も、不動産鑑定士の鑑定額を指針とするため、社会的な影響は非常に大きい。
最終合格率が3-4%と難易度は非常に高いが、ここ5年間はわずかながら合格率が上向いている。
不動産鑑定士の年収は、平成30年 賃金構造基本統計調査によると650万円ほど。
不動産鑑定士事務所に就職する場合は、年収500万~800万円が相場で、仕事は比較的まったりしている。
民間企業の場合は、就職先によりまちまちだが、不動産デベロッパー(三菱地所、三井不動産など)に就職出来れば、年収は1200万円(40歳)ほどに到達する。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業のクライアントに対し、経営全般の相談にのるコンサルタントだ。
商工会議所(中小企業を対象にした支援機関)から仕事の依頼を受けることが多く、中小企業経営者に対するセミナー講師などの業務を請け負う。
また、資金繰り、起業支援、事業計画の策定のアドバイスなど業務内容は幅広く、机上の空論ではない実務経験が求められる。
独立した場合は、クライアントをどれだけ確保するか、セミナーなどの業務依頼がどれくらいあるかによって年収レンジは広い。
就職先としては、商工会議所、中小企業支援機関があげられるが年収は300万~500万程度。
お金の事だけを考えた場合、大都市圏であれば、普通に民間企業に就職した方が年収は良いかもしれない。
ただし、定年退職後や、早期退職後にこの資格があると、結構活躍の幅は広がる!!
獣医師
獣医師は、病気やケガをした動物の治療、予防注射などをする動物専門の医師だ。
資格を取得するには、獣医学部(6年制)を卒業し、国家試験に合格することが必要。
※私立大学の場合、6年間の合計学費は1500万円ほど。
合格率は、80%以上で推移している。
獣医師全体の平均年収は600万円ほどで、就職先は、動物病院、動物園・水族館、製薬会社、JRA、検疫所、食肉衛生検査所、保健所など様々だ。
独立開業する人も多いが、医師同様、設備などに初期投資がかかるのと、固定客を確保するまでに多額の資金が必要になる。
開業して成功すれば、数千万稼ぐのも夢ではない。
一級建築士
建築士の主な仕事は「設計」と「工事監理」だ。
合格率は20%前後で推移している。
平均年収は650万円程度で、主な就職先は以下の通り。個人で独立して稼ぐこともできるが、ゼネコンや住宅メーカーなどで経験を積んでいる人が有利だ。
一級建築士の就職先
(1)建築設計事務所
(2)建設会社(ゼネコン)
(3)住宅メーカー
(4)地方自治体の建築部門
(5)独立して個人事務所を経営
社労士
社労士は、労働や社会保険に関する法律と人事・労務管理を主に行う。
民間企業の人事部がクライアントになるケースが多く、従業員を雇用するにあたり、違反はないか? 企業として適切な運用がなされているかといった相談に乗る。
何か問題が起きてから対処するのではなく、問題が起きる前に雇用上の問題を改善しておくことが求められる。
平均年収は500万円程で、独立開業した場合は1000万円越えも目指せる。
民間企業の人事部門、年金機構、社労士事務所などが主な就職先として挙げられる。
気象予報士
気象予報士は、気象庁から提供される各地の観測データや気象レーダー、アメダスなどの情報を分析し、天気・気温・湿度・降水確率などを予想するのが仕事。
合格率は4%と難関資格で、40-50代の男性合格者が多い。
気象予報士の平均年収は550万円ほどで、就職先としては気象会社、気象庁、地方自治体、テレビ局、新聞社、商社、メーカーなど幅広い。
歯科医師
歯科医師は、説明するまでもないと思うが歯医者のことだ。
大学の歯学部を卒業し、歯科医師国家試験に合格する必要がある。
平均合格率は65%も、東京医科歯科大学などは合格率90%台後半と、大学により差が激しい。
歯科医は開業者の数が多い。そのため、日本全国に69,000もの歯科クリニックが存在し、市場は飽和状態だ。
コンビニの数が55,000店であることからしても、競争が激しいことは容易に想像がつくだろう。
勤務医の平均年収は800万円ほどで、開業医の場合は、腕と評判次第だ。
Bランク:行政書士、薬剤師など
続いてBランクの国家資格として、行政書士、薬剤師、通関士、宅建士、学芸員を解説しよう。
行政書士
行政書士の業務内容は非常に幅広いのが特徴だ!!
そのため、特定のフィールドに特化して仕事を行うのが実態となっている。
業務の中心は書類の作成がほとんどで、以下の様に役所に提出するものが多い。
・飲食店などの開業手続き
・産業廃棄物関連手続き
・車両登録などの自動車関連手続き
・国籍・戸籍関連手続き
合格率は10%前後で推移しており、10人に1にの割合で合格する!!
平均年収は500万円ほどで、最終的には、自分で独立する人が多く、修行として行政書士事務所や、民間企業の法務・人事で経験を積む人が多い。
サラリーマンでも、取得する人が多い資格の一つだ。
薬剤師
薬剤師は、薬剤の知識をベースに薬局や病院に勤め、医師の処方箋に従って薬を調剤するのが主な仕事だ。
薬学部に進学し、薬剤師国家試験に合格する必要がある。
※薬学部(6年制)の学費は私立大学で1200万円ほど。
薬剤師の平均年収は550万円ほどで、就職先は、調剤薬局、ドラックストア、大学病院、製薬メーカーなど様々。
女性の取得者が多く、結婚・出産後も働くことができるので、非常に人気の資格だ。
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通関士
通関士は貿易に関する唯一の国家資格で、税関に輸出入の申告や各種手続きを行う仕事だ。
独立するというよりは、民間企業で勤務していて必要に応じて取得するケースが多い。
通関士より、もう少し簡単な試験に貿易実務検定というのがあり、その延長で通関士を取得する人が多い。
合格率は10~15%で、主に商社などの貿易関係、メーカーの海外部門などで重宝される。
年収については、勤務先の会社によって大きく異なるため、ここでは特に記載はしない。
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宅建士
宅建士(宅地建物取引士)は、不動産の紹介や内覧、契約書の作成・調印、重要事項の説明など、不動産取引にまつわる業務全般を手掛ける職業だ。
合格率は15~17%で大手の不動産仲介業者は、会社から取得するように言われているため、大概の人は保有している。
なお、不動産会社を営業するにあたり、従事者5人に1人以上の割合で宅地建物取引主任者が居ることが宅建業法で要求されている。
年収の相場は、所属する会社(個人経営~大企業まで)によって大きく異なる。
学芸員
学芸員は博物館などで、資料の収集・保管をはじめとする業務を行う専門職員だ。
学芸員は大卒の場合は受験資格があり、合格率は8割弱と高め。
博物館での採用数自体が少ないため、就職はなかなか厳しく、平均年収も300~400万と低め。
この仕事が心から好きでないと、勤まらないだろう。
Cランク:歯科衛生士、普通自動車二種免許
最後にCランクの資格を紹介するが、合格率は一気に高くなるぞ!!
歯科衛生士
歯科衛生士は、歯科医の業務のサポートを行うのがメインの仕事だ。
歯磨きの仕方や、口の中の健康を維持するために、クリーニング、歯石除去、フッ素塗布なども行う。
歯科衛生士の合格率は95%程度と受ければ、ほぼ全員合格できるレベルだ。
年収は、歯科医に勤務した場合で、350万~400万が目安になる。
普通自動車二種免許
まず自動車免許(普通免許/一種免許)の合格率は75%ほど。
タクシーを運転する場合は二種免許の取得が必要で、一種免許を取得してから3年以上経過、満21歳以上であることが条件。
二種免許の合格率は35%ほどと、意外と難しい。
首都圏と地方で、合格率(難易度)に多少差がある。
まとめ
様々な国家資格を紹介してきたが、興味のある資格はあっただろうか?
難易度に応じて、その資格だけで独立できるものもあれば、プラス@として評価されるものも色々だ。
全般的に開業した場合の年収相場は高いが、あくまでも顧客を上手く獲得できた場合の話で、まずは実務経験を積むことが何よりも重要。
せっかく国家資格を取得しても職にありつけない・・・なんてことにならないように、しっかりと将来設計をしたうえで、貴重な時間を投資するのが賢明だ!!
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