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【永久保存版】地方公務員の出世コースと配属部署の関係をランキング形式で解説するぞ!!

【永久保存版】地方公務員の出世コースと配属部署の関係をランキング形式で解説するぞ!!

公務員って年功序列だから、時が来たら誰でも勝手に出世するんじゃないの?

そう思っているそこのあなた!!

そんな時代は、とっくの昔に終わっている!!

管理人
確かに民間企業と比べると、公務員のポストはまだまだ維持されているだろう!!

あるていど普通に働いていれば、最低限の出世はできるかもしれない。

しかし、昔のようには甘くない!!

というのが、バブル崩壊後の1990年代後半から公務員人気が急速に高まり、それに伴い公務員材のレベルが劇的に上がっているのだ。

いくら民間と比べてポストの数が維持されているとはいえ、じりじりと減っているのは事実だし、出世競争が激化しているのは間違いない。

管理人
本記事では、公務員の出世事情について、色々な角度から考察を加えたいと思う!!

初期配属が決まった新人の方、そろそろ係長の昇進試験が近づいている30代の中堅社員、これから公務員を目指す人など、今後のキャリアを考えるうえでの参考にしていただきたい。

まず、いきなりで恐縮だが、タイトルにもある通り、公務員で出世をするには特定の部署を経験する必要がある。

重要な部署をランキング化してみたので、まずは以下をご確認いただきたい!!

公務員の出世しやすい部署ランキング

Aランク
省庁&民間出向、人事課、財政課、企画課、総務、秘書課
★自治体のブレーン(典型的な出世コース)

B ランク
都市計画課、議会事務局、情報政策課、契約課、税制課
選挙管理委員会、国際交流課、広報課、教育推進課、会計課
★自治体のベースインフラを統括

C ランク
土木課、建築課、管理課、道路建設課、道路管理課、
観光課、地域振興課、防災課、農業政策課、消費生活課
★市民のベースインフラを統括

D ランク
環境保全課、文化課、社会教育課、水道課、交通課
防犯課年金課、自治課、宅地課、納税課、固定資産税課
★重要ではあるんだけどね・・・・

E ランク
戸籍課、保育課、保健課、環境課、スポーツ推進課、緑地課
★余裕があればやるけどね・・・

F ランク
高齢者介護課、衛生課、児童育成課、下水処理課 、市民課
福祉課、障害者支援課 、国民健康保険課
★きつい、汚い、仕事が大変・・・

G ランク
公民館、出張所
★今日もいい天気だ♪

出世しやすい部署の解説

公務員の出世部署の中で王道ともいえるのが、5大部署(人事課、財政課、企画課、総務、秘書課)である。

管理人
今回はこれに「省庁&民間出向」を加えた!!

これらの出世コース筆頭格の部署について、これから解説を加えたい。

5大部署の中でも「ヒト、モノ、カネ」の3つの権限を掌握している、人事課、企画課、財政課は特に別格である。

これらの部署に共通することは何か!?

それは激務だということだ!!

激務な部署できちんと仕事をこなせるか、将来の幹部にふさわしいか、見極めがなされているので、これを耐えなければ出世は難しい。

当然ながら、仕事を通じたパフォーマンスも重要な判断材料だ!!

人事課(ヒト)

人事課は人事権を握っており、組織内の職員を適材適所に振り分ける仕事を担当しており、サッカーでいうと監督のポジション!!

監督が使いものにならないと、チーム(組織)もダメになるので、責任は重大。

管理人
人を見る目がないと出来ない仕事で、人事課がダメだと組織全体が機能不全に陥る!!

民間の場合は、各部署の所属長にも人事権がある場合が多いが、公務員の世界はそれとは別物で、人事課がより強い権限を持っている。

人事課は、人事異動や採用の時期は忙しいが、それ以外の時期は5大部署の中では比較的まったりしている。

管理人
人事部は極秘ルートを通じて、きちんと全職員の情報が収集できる仕組みになっている!!

仕事中に業務に関係ないサイトを見ている職員の情報から、根も葉もないような噂話まで、色んな情報が手に入る課でもあり、油断はできない。

この課に配属されるには、単に仕事ができるだけではダメで、誠実で秘密を墓場まで持っていけるような人間でないと務まらない。

管理人
口の軽い人間や、不誠実な人は向いていないだろう!!

公務員の中でも、特に手堅い性格の人間が集まる部署で、雰囲気はよりかため。

ちなみに人事課の中には職員の給与計算などをするチームがあるが、そういったところは、出世コースではないので注意をしてほしい。

企画課(モノ)

企画課は自治体全体の計画や基本方針を決める部署で、これが自治体のコンテンツ(モノ)に該当する。

管理人
民間企業でいうと、経営戦略部にあたる組織で、ここがダメだと全てが崩壊する!!

財政も、人事も、全てはこの「企画」を実行するための補助的な組織であり、そういう意味ではこの企画課の持つ役割というのは、実は一番重要なのである。

計画の策定にあたっては、知事や市長とも連携するため、とてもじゃないがポンコツでは務まらない。

仕事も激務になりがちで、知能、体力、人間力のすべてが揃っていないと対応は難しい。

財政課(カネ)

霞が関の財務省が強大な権力を持っているのと同様に、この財政課の持つ権力も強大である。

管理人
予算配分の最終承認権限があるので、カネの流れの全体をコントロールすることが出来る一方、仕事は過酷を極める!!

お金の流れというのは、第三者が何となく数字を見て即座に理解できる性質のものではなく(たまにそういう人もいるにはいるが)、その部署の細かい業務内容などについても理解をしている必要がある。

財政が健全であればよいが、収支が下がった場合、そのしわ寄せが必ずどこかの課にいくことになるが、それらも企画課と連携して決めなければならない。

管理人
こういう細かい試算や計算は途方もない時間がかかる・・・

一方、いくら企画課が壮大な構想をぶち上げようとも、カネがないと最終的には実行できない訳で、財務課の試算に基づきながら、現実的な方針を作成していく。

自治体組織全体のことをよく理解していないと出来ないし、財政課が下した意思決定が、自治体全体に大きな影響を与えることは言うまでもない。

また、下した意思決定がどのようなロジックに基づいてなされたのかを説明し、理解・納得してもらう必要もあるので、知能とコミュニケーション能力の両方が求められる。

総務課(ヒト・モノ・カネ)

先に述べたように、人事課、企画課、財政課と機能が分かれている自治体もあるが、その3つの機能をひとまとめにして「総務課」としているところもある。

管理人
そんなわけで、このような全機能と権限を併せ持つ「総務課」は当然ながら、出世コースの筆頭格である!!

人事、企画、財政、一つだけでもめちゃくちゃ大変なのに、それを一手に引き受けるわけだから、仕事の難易度も、忙しさも半端じゃない。

自治体組織の流れやメカニズムが全て理解できるので、将来の幹部としては避けては通れない。

秘書課

秘書課が出世コース!?

管理人
ちょっと意外な感じもするかもしれないが、重要な任務である!!

仕事内容としては、知事や副知事のスケジュール管理や、様々なイベントや会合に同行する。

当然ながら、知事や副知事と同じレベルでスケジュールをこなさなければいけないので、めちゃくちゃ激務だ!!

年間に200回新幹線に乗るなんてこともしばしば。

管理人
新幹線の中でも漫画本を読むなんてことはできず、常に気が抜けない!!

あれっ!?今日の予定抜けてました!?

では、洒落にならないような重要な会合もあるので、しっかりした優秀な人でないと努めることはできない。

あまりに凡ミスが続くと、市長選にも大きな影響があるし、めぐりめぐってそれは組織にとって大きな影響与える。

緻密さ、体力、人当たりの良さが要求される仕事だ。

国&民間企業への出向

5大部署に加え、最後の出世コース筆頭格が、国&民間企業への出向だ!!

管理人
これは部署異動などとは少し性質が異なり、枠自体が極めて少ない!!

そもそもこういう制度がないところもあるし、あったとしてもせいぜい数名の狭き門だ。

民間企業でいうと、ハーバード大学にMBA留学するようなもんだと思ってもらいたい。

管理人
この貴重な人枠を、だれが将来性のない人に投資するだろうか!?

自治体のメンツもかかっているため、ろくでもない職員を派遣することなど、到底できないので、エリート中のエリート(仕事ができる職員)が選出されるケースが多い。

また、外に出るということは、自分の所属する自治体を客観的に見つめ直す機会にもなり、改めて自分の所属する組織について理解を深めることが出来る。

国や民間ともコネができるし、他の自治体から出向してきている職員(当然、向こうもエリート)とも関係を築くことができ、貴重な財産になる。

管理人
出向が終わると、5大部署のどこかに出戻ることが多い

公務員で出世する人の特徴

公務員になるには、公務員試験に合格する必要があるが、合格時の順位は大事だ。

そうはいっても、せいぜい初期配属に影響がある程度で、新人のうちはまだまだ挽回が可能。

ただ、地方公務員の場合は、特定の大学を卒業している職員(早慶や旧帝大、地方の有力国立大学など)は最初から昇進させると決めているなど、目には見えない暗黙のルールが存在する自治体も存在する。

これをフラグが立っていると表現し、先ほど紹介した5部署を筆頭に出世コースをひた走ることになる。

管理人
フラグが立っている人は、若い時から出世部署を転々とし、様々な経験を積みながら、幹部に上り詰める!!

一方で、最初の頃はパッとしなくても、途中で挽回して盛り返すことも可能だ!!

ただし、30代でおおよその将来像は見える。

管理人
その辺りを判断する基準だが、入職時の成績や、学歴などを除くとおおよそ以下の内容に整理できる!!

公務員で出世する人の特徴

①インプット能力が高いこと
②アウトプット能力が高いこと
③調整能力が高いこと
④激務に耐えられること
⑤敵がいないこと
⑥権力者に認められること

これらの特徴は、民間企業のサラリーマンとも共通する点があるが、公務員と民間の一番の違いは「法律」である。

管理人
民間企業は、政府系の特殊な仕事を除くと、基本的にはそこまで法律を意識することは少ない!!

しかしながら、公務員の場合はより「法律」を意識する場面が多い。

感覚的には民間企業の10倍くらいはガチガチに法律で縛られているため、仕事の自由度は少ない。

管理人
まずは、ルール(法律)を完璧に覚えること!!

どこまでやっていいのか、どこまでやってはいけないのか?

こういった所をしっかりと理解している部下は信頼がおけるし、安心して仕事を任せられる。

公務員は、加点式ではなく、減点方式であることを今一度肝に銘じていただきたい。

出世のための6要件

前置きが長くなったが、ここで本題にはいる。

まず「①インプット能力、②アウトプット能力」だが、これは単純に知頭がよくて、事務処理能力が高い人を指す。

なんだかんだで公務員は覚えないといけないことが多いし、業務を進めるうえでも、法律が根拠になることが多いので、このあたりは仕事の根幹となる。

ベースをきちんと理解したうえで、関係部署と調整ができる「③調整能力」も非常に重要。

調整能力がない人は、絶対に上にはいけないし、管理職にも昇進できない(管理職の仕事は調整がメイン)。

管理人
「調整力」の有無は、部下を評価するうえでも非常に重要な評価ポイントだ!!

「④激務に耐えられるかどうか」は簡単で、それなりに有望な職員は、あえて激務の部署に異動させる。

ここで、きちんとやれる人間かどうかで、将来の方向性も大きく変わってくる。

管理人
諦めたら、そこで試合終了だ!!

「⑤敵がいない」のも重要で、公務員の世界は噂話が大好きだ。

一度悪いうわさが流れると、次の日にはみんな知っているし、会ったこともないのに悪いレッテルが張られてしまう。

こうなると損をするのは自分なので、人の悪口は言わない、日々の仕事を一生懸命頑張ることが重要。

相手の立場を思いやり、文句が言いたければ、一人で便所に向かって言おう。

「⑥権力者に認められること」も重要で、人事部あるいは、力のある部署の管理職などに気に入られると、引き上げてもらえたり、一本釣りで、出世部署に行けるチャンスが来る。

管理人
もちろん、そこで成果を出せるかどうかは自分次第だ!!

スポーツのイベント、飲み会、そういったところに顔を出すのも重要だが、一番の王道は仕事を通じて、権力者に認められることだ。

公務員の出世と年収

そんなこんなで「年功序列」の世界の中にも、どの部署を経験したかで、大体その人の将来のキャリアが見えてくる。

管理人
そんな中で、最初の関門(壁)と言えば、やはり係長試験ではないか!?

係長試験の内容は、「筆記試験」と「論文試験」と「面接試験」によって構成されるが、自治体によって、係長になれる年齢には結構差がある。

早い人だと30代の半ばで係長になる自治体もあるが、40歳頃までになるのが標準だ。

このあたりは、規定で決められていたり、実際に自分の所属する自治体の様子を見ればおおおよそ検討はつく。

昇進試験は、いつかは通る道なので、早めに対策の準備をしておくに越したことはないが、実際にふたを開けてみると、特定の部署を経験した人ばかりが係長に合格しているなど、実際の所は不満も多い。

管理人
係長の次は、課長補佐になり、ここから残業代がつかなくなる!!

なので、残業代を稼ぐために、長時間居残るような職員を敢えて、昇進させるケースもある。

退職まじかの職員で、このポジションの人は、やばい人も中には含まれる。

課長補佐の次は、課長(だいたい45歳から)、次長(50歳以上)、部長(55歳以上)が目安になる。

最短で昇進をする人の流れは決まっていて、2~3年に1回ほど異動をするが、そのたびに昇進を続ける。

管理人
筆者は、係長になりさえすれば、あとは上手くやれば、最低限課長まではいけると考える(その先は、なかなか難しいが)

また、昇進基準年齢から大きく外れて昇進しているひとは、何らかの問題がある場合が多く、その後の出世は難しい。

出世をするには、波に乗ることが重要なのである。

最短で出世する人なんかは、そういう波にうまく乗っている。

波に乗る人は、自分の出世の時期や、組織のメカニズムを実によく把握しており、どこで本気を出せばよいかよくわかっている人が多い。

なお、公務員としての年収を高めるカギは、最短出世の繰り返し!!

これにつきる!!

毎年の昇給額が違うからだ!!

管理人
最後に、東京都の例になるが、出世と年収の関係をまとめておく!!


出所:東京都人事委員会

これは、れっきとした東京都人事委員会が公表しているデータになるので信頼性は高い。

25歳の係長級で約368万円、35歳の課長代理で約624万円、45歳の課長級で1024万円、50歳の部長級で1304万円という実績だ。

管理人
このデータからわかることは、公務員の給料は若い時は低いが、管理職(課長級)になると一気に増えるということだ

正直、いつまでこの好待遇がいつまで続くかは、未知数ではあるが、とにかく長くいればいるほど、そして昇進することにより給料は増える仕組みになっている。

紹介したのは、東京都の水準であり、地方は物価水準が違うので、ここまでの年収には到達しないかもしれないが、その地域の物価水準と比較をすると一般的には恵まれているところが多い。

最後に、このような公務員の世界を真剣に目指す人にお勧めしたいのが、公務員試験に特化した『伊藤塾』だ!!

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