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【2021/2022卒】大学生就職人気ランキングから来年の傾向を解説するぞ!!

【2021年卒/文系】大学生就職人気ランキングについて解説するぞ!!

日本経済新聞社とマイナビが、2021年卒業予定の大学生、大学院生を対象に、就職希望調査を実施した。

その結果が日経新聞に掲載されていたので、2021年卒のデータを踏まえて、2022年卒がどうなるか傾向を予測してみたい。

その前に大前提をお伝えしておくが、人気ランキングの上位に来る企業は、「知名度があること」「イメージが良い」という点が重要なので、個々の会社の中身まで深く踏み込んだランキングではないことをご理解いただきたい。

対象学生についても、首都圏で調査をするのと、東海地方で調査をするのでは、ランキングの順位も大きく異なる。

アフターコロナを見据える

この調査は、コロナウイルス問題が起きる前に実施されているため、現在の動向を反映していない。

たまたま調査した時期が、コロナ前だったので、それ自体は仕方ない。

2022年卒に再び調査をすると、当たり前の話だが、このランキングは大きく変動する。

2021卒はコロナが就活に影響しなかった勝ち逃げ世代である!!

ただし、2021卒で航空業界、旅行業界、レジヤー業界に就職した学生は、高倍率を勝ち抜いたにも関わらず、入社早々、他の業界に就職した人よりも辛酸をなめる結果となった。

イメージ重視のこのランキングから、アフターコロナを見据えた来年の動向を考えてみたい。

前置きはこれくらいにして、まずはランキングをご覧あれ!!

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文系総合ランキング(1位~50位)

以下、1位~50位を紹介するが、ランキングを見る際に、赤字と青字に注目しながら見て頂きたい!!

赤字:コロナの影響が特に深刻で、回復に時間がかかるであろう会社。
青字:コロナの影響が深刻だが、終息と同時に復活するであろう会社。
ピンク色:来年ランキングが上昇するであろう会社。

文系総合(1位~50位)

第1位:JTBグループ
第2位:全日本空輸(ANA)
第3位:東京海上日動火災保険
第4位:日本航空(JAL)
第5位:オリエンタルランド
第6位:伊藤忠商事
第7位:ソニー
第8位:味の素
第9位:ニトリ
第10位:ソニーミュージックグループ
第11位:エイチ・アイ・エス(H.I.S.)
第12位:サントリーグループ
第13位:資生堂
第14位:トヨタ自動車
第15位:Plan・Do・See
第16位:第一生命保険
第17位:損害保険ジャパン
第18位:近畿日本ツーリスト
第19位:東日本旅客鉄道(JR東日本)
第20位:日本生命保険
第21位:三菱UFJ銀行
第22位:バンダイ
第23位:ファーストリテイリング
第24位:ジェーシービー(JCB)
第25位:集英社
第26位:JALスカイ
第27位:講談社
第28位:アサヒビール
第29位:三井住友海上火災保険
第30位:ポニーキャニオン
第31位:Sky
第32位:ANAエアポートサービス
第33位:凸版印刷
第34位:東海旅客鉄道(JR東海)
第35位:三井住友銀行
第36位:ミリアルリゾートホテルズ
第37位:博報堂
第38位:積水ハウス
第39位:アシックス
第40位:西日本旅客鉄道(JR西日本)
第41位:コナミグループ
第42位:アイ・ケイ・ケイ
第42位:三菱商事
第44位:ワコール
第45位:良品計画
第46位:バンダイナムコエンターテインメント
第47位:丸紅
第48位:電通
第49位:コーセー
第50位:任天堂

文系総合ランキングの解説

航空&旅行業界は壊滅的な打撃

ランキングを見て気づいたと思うが、1位~5位の内、4つに色がついている。

お気づきだと思うが、赤字は航空&旅行業界で、青字はレジャー&鉄道業界だ。

皮肉なことに、人気企業の上位企業に入社した人は、軒並み厳しい将来が待っている結果となってしまった。

JALとANAは2021年度はパイロットを除き採用を中断することを発表し、夏のボーナスも昨年比で半分にすることが発表された。

航空&旅行業界は段階的に、営業を再開するとはいえ、少なくとも今後2年間の経営環境は非常に厳しいものになるだろう。

旅行会社はなぜ人気なのか?

コロナとは関係なく、旅行会社は毎年上位に来ているが、筆者にとってこれは長年の怪奇現象でしかない(笑)

確かに、学生時代に初めて海外旅行をして「この喜びを誰かに伝えたい」と思うこと自体は分かるが、旅行会社の労働環境を正確に理解して、応募している人はどれくらいいるのだろうか。

旅行会社は、長時間労働に加えて給料が非常に低い(最大手のJTBでも平均年収は30歳そこそこで400万円ほど)。

今回のように、景気の動向にも非常に左右されるし、長期的なキャリアを描くのは難しい業界である。

あえていえば、学生の無知さに漬け込み、業界イメージをアップさせている企業のマーケティング戦略勝ちである。

このような実態を正しく理解したうえで、入社をするのであれば、それは個人の自由だし、誰にも止める権利はない。

知らずに入社する人が多いのが一番の問題だと考える。

レジャー&鉄道はそもそもが強い

レジャー&鉄道だが、オリエンタルランド(ディズニーランド)が5位、JR各社19位、34位、40位にランクインしている。

ディズニーランドはコアファンが多く、ブランド力が圧倒的に強いので、復活すれば、お客さんは普通に戻るだろう。

ただし、かつての様な人でごった返すような運営は出来ないので、様子を見ながら徐々に入園者を増やすしかない。

東京ディズニーランドは、他に代替がきかない会社であり、ビジネスモデル自体も最強なので、時が来れば、問題なく復活する。

資金繰りの問題もあるが、オリエンタルランドであれば銀行は喜んで融資するだろう。

鉄道については、JR東海など利益率の高い新幹線に頼って来た会社は、ダメージが大きい。

ただし、JR東海は、東京-名古屋-大阪という日本の3大ビジネス地点を結んでいるため、通常の生活に戻れば確実に復活する。

鉄道という、安定企業の代名詞のような企業の経営にここまでの影響を与えることは、正直誰にも想像できなかった。

2021年はIT&ゲーム業界が伸びる

来年、ランキングが上がるであろう会社をピンク色で示した。

来年ランクが上がるであろう業界の筆頭格は、IT、通信、ゲーム業界だ。

特に任天堂などは、巣ごもり需要のおかげもあり、Switch本体や、あつまれどうぶつの森がバカ売れし、決算も絶好調であった!!

IT企業も、テレワークや、IoTの普及により、今後はますます需要が増えるだろう。

また、上位のランキングには登場しなかったが、来年はNTT東&西、携帯キャリア(Docomo、KDDI)各社もランキング上位に登場するはずだ。

その他の伸びる業界

2021年は就活戦線は確実に厳しくなるので、安定志向の学生から食品メーカーが支持されるのと、今回のコロナの影響を受けても、業界内でのダメージが比較的軽微であった会社にも注目が集まるだろう。

トヨタ自動車(14位)、ソニー(7位)といった会社は、来年も人気は落ちず、上位をキープするはずだ。

化粧品メーカーも学生には人気だが、こちらは中国人観光客を中心とした、インバウンド需要に支えられてきた側面が大きく、今後の動向は未知数なため、色付けはしていない。決算状況もしばらくは良くないだろう。

47位にランクインした総合商社の丸紅は、丸紅は2020年3月期の最終損益見通しを2000億円の黒字としていたが、3900億円下方修正し、過去最大となる1900億円の赤字になったが、そこは腐っても総合商社の一角。

高収入とグローバルな仕事に憧れ、伊藤忠商事(6位)、三菱商事と共に、人気は依然としてキープするだろう。

その他下がる業界

その他、金融系(特に銀行)はコロナとは関係なく、今後は更にランキングを落としていくことになる。

数年前までは、上位の常連であったメガバンクは、支店の統廃合の影響で、新卒採用を数千人単位で抑制しており、コストカットと人件費の削減に余念がない。

ITとAIの台頭により、人が削減できてしまうので、無理もないし、今のビジネスモデルでは将来性は見込めない。

2021年は、そういったことも含めながら・・・・

激戦の業界に突っ込むのか!?

逆張りで、今年は敢えて他の人が敬遠する業界を目指すのか!?

このあたりが重要な戦略になるだろう。

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