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この記事には、人気企業・難関企業から内定を獲得するにあたって、最も重要な鉄則を書きました。
極論、これが完璧にできれば貴方の就活力は最強の状態になります。
このページを何度も繰り返し読み込むことで<鉄則>を頭に叩き込みましょう!!
1.内定の鉄則
企業が求めていることを正確に把握したうえで、独自のストーリーを語れ!
当たり前ですが、相手が求めていないことをいくらアピールしても全く響きません!!
例えば、中国人のお客さんが80%を占めるホテルに行って「私は韓国語ができますので採用してください!」といったところで、相手のニーズは満たしていません。
それなら、韓国人のお客さんが80%を占める別のホテルに行った方が採用者・応募者共にハッピーになれます。
就職活動もこれと同じ原理です。
2.求める人材像をリサーチする
企業はどのような人材を採用したいのか?「求める人材像」を正確に把握しよう!
そうはいっても企業のホームページを見ると、求める人材像に「責任感のある人」や「協調性のある人」などの抽象的なワードがならんでいます。
これ・・・正直よくわからん!というのが本音ではないでしょうか(笑)
そこで私は、企業が求めていることを知るための業界研究・企業研究について以下の方法をお勧めします。
企業研究:IR情報の活用
業界研究を効率よくやる方法として、One Careerというサイトをお勧めします。
このサイトは新卒用に制作されていますが、転職希望者でも大いに活用できるクオリティーだと思います。
ただし、超大手メーカーに情報がかたよっているので、それ以外の企業は自分で調べる必要があります。
最初に断言しておきますがIR情報は最強のアイテムです!
でもIR情報って聞くとなんか難しそう!?と思う人もいるかもしれません。
簡単にいうと・・・投資家の皆さんから出資してもらったお金を使って、これだけの成果がでました。将来はこうやって会社を成長させていきます!ってことが記載されている報告書です。
IR情報から得られること
社長のメッセージや企業理念、事業戦略、CSRへの取り組み、社員の動向、経営者の考え方や企業のビジョン、社風など
企業の現在の立ち位置から将来の方向性まで、明確に記載されていますのでこれを活用しない手はありません。
ではIR情報はどうやって入手するか? これは非常に簡単です!
ネット検索で「企業名 + IR情報」と入力するだけです。
具体的なIR情報としては、アニュアルレポート、統合報告書、ファクトブック、CSR報告書などを活用します。
ただし、古い情報はあまり意味がないので、必ず最新版を取得するようにしてください。
以下の投稿に大手企業のIR情報をまとめています。
ではサントリー食品インターナショナルのアニュアルレポートを例にIR情報の活用方法を学んでみましょう。
↑企業名をクリックするとレポートに飛びます
IR情報の活用方法(例)
まずレポートの26ページを見て下さい。大分類の情報が掲載されています。
このページからサントリーは世界50か国以上に事業を展開する世界3位の飲料企業であり、売上は年平均3.5%で伸びていること。売上高の58%を国内、45%を海外で稼いでいることが分かります。
つまり海外の売上割合の方が高いことが分かります
次に、30・31ページを見てみましょう。ここには地域ごとの売上やその割合が記載されています。
P26で海外の売上高は全体の45%とありました。
では、具体的に海外のどの地域でたくさん売っているのでしょうか。
レポートを見るとヨーロッパ・アジアと書いてあります。
さらにヨーロッパの大事な市場は、フランス・スペイン・英国・アフリカ。アジアの大事な市場はタイ・ベトナム・インドネシアとあります。
一方で、利益をみると国内が42%、海外が58%とあります。
ということは、
つまりサントリーにとって海外市場は利益率が良い(儲かる)市場であることが分かります。更に見てみると海外利益58%のうちアジア(タイ・ベトナム・インドネシア)が特に大事!とあります。
その他、22、23ページに経営トップがサントリーの今後の向かう方向性についてメッセージを発信しています。
タイトルに「第二次グローバル経営へ」とあるように、完全に海外シフトモードであることが分かります。
アニュアルレポートには、これ以外にも会社が経営をしていくうえで大切にしていることや商品情報等、様々な情報が記載されています。
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3.独自ストーリーを語る
それでは次に「ステップ②:独自のストーリーを語る」をみてみましょう。
3-1. 独自性
独自性を担保するためには、誰でも思いつくようなテーマと落ちを書くのは極力避けましょう!
(例)新卒の場合は、サークルリーダー、語学留学など
(例)転職の場合は、企業理念に共感、成長したいなど
倍率数百倍~数千倍の超難関企業にはこのパターンのESが数千~数万枚届きます。
人事担当者は限られた時間で大量の書類をさばく必要があります。
パッと見たときに「あっ、これはあのパターンね!」ってなった瞬間ゴミ箱行きになります。
とはいえ、自分は別に特別なことはしてきていない。いまさら人と違ったことなんか書けないという人も多いと思います。
そのような場合は、今からでも遅くないのとにかく具体的な行動を起こすことをお勧めします。
例えば、将来海外勤務を希望している人は、実際に海外に行ってみましょう
さっきのサントリーの例でいうとタイは重要な市場でしたね。
私ならとりあえず短期(2泊3日ほど)でタイにいきます。
ただし、観光ではなく、タイのマーケットを確認しにいきます。
時期にもよりますが、アジアならLCCで往復2-3万円でいけます。後々の結果につながるのであれば、安い投資です。
1社のためにそこまでしますか?という質問がありそうですが、これは1社のために行うのではありません。
事前の下調べさえしておけば、他業界やマーケティングの志望理由にも活用できるようなエピソードが山のように得られるからです!
具体的に何をするか?
例えば、以下のような点に着目してください。
(1) | その国ではどのような販売チャネル(コンビニ、レストラン、スーパーマーケット)が主流なのか? |
(2) | 価格はいくらなのか? |
(3) | 販売店の棚のどの位置に商品が並んでいるか(目立つとこか、目立たないとこか)? |
(4) | 競合にはどのような商品があるか? |
(5) | 街行く人はその商品を知っているか(認知率)? |
(6) | 商品に対してどのような印象をもっているか? |
こういった事を自分の目で確かめてみましょう。
そうすることで、その国に置かれた日本メーカーの立ち位置、強み・弱みがなんとなく見えてきます。
先ほどのIR情報による分析では、サントリーにとってタイは利益的に儲かる市場であるという仮説が立ちました。
本当に高い値段でサントリーの商品が売られていましたか?
サントリーの商材はタイでは高級品でしたか?
そのような視点で現場を自分の目でみることが大切です!
そして、この行為自体がESや面接で「行動力」や「現場力」をアピールする根拠になります!
また、海外に行く前に、是非、国内のコンビニやスーパーマーケットにも出向いて、何か気づいたことをメモするようにしましょう。
国内と海外を比較することで内容に厚みが増します。
3-2. ストーリー
次に2つ目のキーワードのストーリーです。
ストーリーは、言い換えると、自分の主張が過去から未来に向けて一貫しているかどうかを検証する作業です。
自分だったら御社でこういうことをしたい!なぜなら私の下調べによると御社は現在こういう現状で「ここが強み・弱み」だと思ったから、という点を明確にしたうえで・・・
自分が積み上げた知識・経験、そしてそこから得られた興味・関心から、この会社なら自分は活躍できると思ったから!だから志望した!というストーリーを用意しましょう。
ストーリーを別の表現で言い換えると「過去・現在・将来の一貫性」を検証する作業ともいえます。
そうすることでエントリーシートの通過率と面接での成功率は格段に上がります!
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