ベンチャー企業おすすめ転職先50社ランキングと転職メリット&デメリットを解説!!
就職・転職の際に、大企業に行くべきか、ベンチャー企業に行くべきかという点で悩んだことのある人は多いと思う。
悩む理由はいくつかあるが、最大の理由は「漠然とした不安」を払拭できないからではないだろうか!?
この「漠然とした不安」を煽り立てる人は、親を筆頭に、配偶者・彼氏・彼女など割と身近な存在に多い。
これら身近な人からしたら、ベンチャーは得体のしれない存在であり「あんた大丈夫!?」となるのも当然だ。
ただし、有難いことに、この身近な人たちの言葉は、あなたがベンチャー企業に向いているかどうか判断する重要なリトマス紙の役目を果たしてくれる!!
要は、自分の周りの人から「ベンチャーはやべえんじゃね?大企業の方がいいよ!」と言われて気持ちが揺らぐ人は「そもそもベンチャー企業に向いていない」のだ。
実際のところ、ベンチャー企業は、上場企業と違ってきちんと情報を開示する必要もなく、経営実態が分からないことが多い。
なので、ある意味「わからない」部分も受け入れながら、自分が実現したい・達成したい強烈な何かを信じて突き進める人以外は向いていない。
情報が少ない分、自分で本質を見極め、決断をする必要があるのである!!
それゆえ、失敗する人も当然いるし、その逆もしかりで大成功する人もいる!!
ベンチャー企業と一言で言っても、その中身は多種多様だ。
この記事では、ベンチャー企業に挑戦しようと考える人が知っておくべき基本情報に加え、将来性のある超有望ベンチャー企業ベスト50社もご紹介するので、最後までご覧いただきたい。
それでは、まずはベンチャー企業の3つの分類から説明を始めよう。
ベンチャー企業は3つに分類できる
ベンチャー企業と一言でいっても様々だ。だが、大きく分けると以下の3つに分類することができる。
①すでに世の中に認知されているサービスを低価格で提供している会社。
②大企業がカバーできないようなニッチな市場に事業展開している会社。
③こんなサービスあったらいいよね!という感じで、未来を先取りしている会社。
まず、1つ目の「すでに世の中に認知されているサービスを低価格で提供している会社」は、あまり就職をお勧めしない。
理由は、単なる激務薄給のブラック企業である確率が高いのと、そもそも会社が「戦略」という概念を持っていないからだ。
既に世の中で認知されているサービスである時点で、大企業に勝てる要因は少ない。
「よほどの付加価値」を持たない限り、仕事を受注するためには、価格で勝負するしかないのである。
価格で勝負するとなると、従業員の給料を削らなければならないし、それなりの品質を担保しなければ、継続的な顧客確保は難しく、どうしても激務にならざるを得ない。
万一、このパターンの会社で働いている人は、機会をみて同じ業界の大企業に転職することを検討したほうが良い。会社を変えるだけで、年収が2-3倍増える可能性がある。
あるいはパターン②か③のベンチャー企業に転職したほうが長期的に見てメリットは大きいと思うのでよくよく検討してほしい。
2つ目の「大企業がカバーできないようなニッチな市場に事業展開している会社」はおすすめだが、注意点もある。
おすすめの理由は、ニッチ市場を見つけ、そこで収益をあげるビジネスモデルを構築出来ている時点で経営陣は「戦略思考」を持っているからだ。
ただし、気を付けないといけないのは、「ニッチ市場」が何かのきっかけで「ニッチ市場」でなくなった場合、競合が参入して競争が一気に厳しくなることだ。
最近の例でいうと、エナジードリンク市場なんかが良い例だと思う。
その分野の先駆者として、圧倒的なシェア、サービス力、技術力がないと、資金力・開発力のある大企業がマーケット参入したとたん、業績は一気に厳しくなるだろう。
逆に、自社でしかないような圧倒的なサービス力や技術力があれば、市場の拡大とともに、自社も急成長し、世の中に大きなインパクトを与えることが可能になる。
3つ目の「こんなサービスあったらいいよね!という感じで、未来を先取りしている会社は、博打に近いが最もリターンが得られ、仕事も楽しいと思う。
未来を先取りしている時点で「いま現在」はその市場に火がついていない。なので、火が付くまではひたすら耐えなければならない(いわゆる我慢の時期)。
この我慢の時期は、会社が倒産しないように、ひたすら低空飛行でなんとか維持できる状態をキープしなければならない。
しかし、一度「火が付くと」瞬く間に、波に乗り、一気に市場シェアを拡大することができるので面白い!!
最近の例で例えるなら、ZOOMなんががそうだと思う。
仲間と一緒に、未来を考え、このサービスが世の中を変える!!そう考えながらワクワク働ける環境は非常に楽しいと思うし、自然とそういう仲間が集まる。
ただ、火が付かなければ、ずっと低空飛行で終わってしまうため、運もあるだろう。
以上、大きく3パターンに分けたが、次にベンチャー企業のそのものが持つ魅力について考えてみよう。
ベンチャー企業の魅力と価値について
ここでは、今一度ベンチャー企業で得られる具体的な魅力と価値について考えてみたい。大きなところでいうと、以下の3つに集約される。
①全体俯瞰力と行動実績
②自分で答えをみつけるワクワク感
③ストックオプションによる金銭的報酬
この3つを順番に見ていこう。
①全体俯瞰力と行動実績
ベンチャー企業というのは、従業員数が非常に少なく、少ない人数で会社を回さなければいけない。
つまり、大企業と違って、自分ががカバーしなければならない領域は広く、そして責任や影響力が大きい。
大企業だと、50歳過ぎの部長がやるような仕事を20代でやらなければいけないのである(いや、やれちゃうのである!!)。
そのためには、言われたことを単にやるのではなく、自分で会社全体の構造、仕組みを理解し、全体がうまく回るように仕組みを考える必要がある。
これを全体俯瞰力というが、このスキルは一度身に着けると、どのような組織でも活用することができる能力である。
大企業だと、この戦略部門と実行部隊が別になっているケースが多いのだが、ベンチャー企業の場合は、戦略と実行を同時にやるのである。
なので、誰のせいにもすることはできない。逆に言うと、自分で考えた戦略がきちんと機能するのかを自分自身の体感値として得ることが出来るのである。
この失敗→改善→失敗→改善の流れを体感できるのはベンチャーならではであり、その後は、自分で会社を起業しようとも、どのような組織で働くことになったとしても、非常に価値のある経験になるだろう。
②未来を創造するワクワク感
ベンチャーは自分の興味のある分野の会社で働くのが良いと思う。
なので、自分の本能的な気持ちを大事にしてほしいと思うし、そういう場所に行けば、自然と同じような人が周りに集まってくるものだ。
そういった仲間と、夢を語り合いながら、日々ワクワクしながら過ごすのは、幸せなことだと思う。
たとえ、明日どうなるか分からなくても、こういう環境に身を置く経験は、長い人生において大きな意味をもつと思う。
ちなみに、トヨタ自動車、ソニー、任天堂といった会社も、創業時は無名のベンチャー企業であった。
そこに、可能性を賭けて、挑んだ人たちがおり、いまや世界を代表する企業として存在している。
30年後のトヨタやソニーを創るのは、あなたかもしれない!!
③ストックオプションによる金銭的報酬
ベンチャー企業で働く人は、お金を稼ぐために・・・というよりは結果的にお金持ちになっていたという人が多い。
お金を稼ぐためなら、ベンチャー企業で働くという選択肢よりももっと効率の良い方法はいくらでもあるからだ。
筆者の友人で、15年ほど前に無名の会社に就職した友人がいる。
彼は、20代は一生懸命働き、遊びに誘っても仕事が忙しくてなかなか参加できないような生活を送っていた。
年に一度の友人同士の旅行にもなかなか参加できず「とにかく仕事がめちゃくちゃ忙しい」といつも言っていたが、それでも頑張って会社の業績を伸ばし続けた。
その後、その会社の業績が急拡大し、彼の勤務するベンチャー企業は、いまや東証1部上場企業になってしまった。
会社名を書くと、友人に迷惑をかけるので、あえて記載することはしないが、彼はまだ30代にも関わらず、ストックオプションの収入だけで5億円近くの資産を保有している。
彼は、その会社の規模が小さいうちから就職していたため、若くして執行役員として働いているが、成功の秘訣は「会社をやめなかったこと」と答えた。
たまたま自分が信じた会社が、その後急成長を遂げ、東証一部上場企業になり、多額の資産を形成するのは、夢のような話に聞こえるかもしれないが、現に筆者の周りで実際にあった話である。
メルカリを例にベンチャー企業を理解する
そろそろ、おすすめのベンチャー企業50社をご紹介しようと思うが、その前にフリマアプリで有名なメルカリを例に、ベンチャー企業の本質をご理解いただきたい。
メルカリ
メルカリは、ベンチャー企業を理解する上でのエッセンスがめちゃくちゃ凝縮されている会社だ。
まず、メルカリの過去5年分の当期純利益データをご紹介しよう。
はい、めちゃくちゃな赤字(笑)
これだけみたら、この会社潰れるんじゃない!?大丈夫と思う人も多いだろう。
確かに、一部上場企業がこういう実績の場合は、ヤバいんじゃね・・・となるかもしれない。
だが、ベンチャー企業の場合は、赤字=ダメという公式は当てはまらない!!
何故かというと、ベンチャー企業には、勝負すべきタイミングというものがあるからだ。
しかるべきタイミングでガンガン勝負をしなければ、圧倒的な市場シェアやビジネスモデルを確立することは難しい。
タイミングを失ってから(市場が成熟した後)では、とりかえしがつかず、もはや手遅れなのだ。
メルカリにとっては、目先の利益ではなく、目の前のお客さんを増やすことを最優先にしなければならないのである。
積極的な投資のおかげで、メルカリの利用者は右肩上がりで増加しており、今やその会員数は月間1,775万人に達する。
その結果、売上高も毎年右肩上がりで成長している。
ちなみに、メルカリのフリマアプリ事業は、在庫も倉庫も持たず手数料を得られるので、新規顧客が増えれば増えるほど、無限にキャッシュを生み出せる仕組みになっている。
現に、以下のグラフのようにメルカリの手元キャッシュは毎年積みあがっている。
メルカリはメインのフリマアプリ事業で得たキャッシュを利用して、新規事業や海外事業に積極的に投資している。
しかし、その多くは失敗に終わっている。
これについては、賛否両論いろいろあるのだが、成功しているフリマアプリ事業にあぐらをかき、その次の飯のタネに積極的な投資をしない場合、いつかは頭打ちになるだろう。
例えば、新規事業を10立ち上げたとしても、そのうち、1社でも成功すれば上出来だと思う。その1つの成功が、残り9の失敗を帳消しにするほどの可能性を秘めているからだ。
筆者は、メイン事業の成功に満足をせず、果敢に次のビジネスを追い求めるメルカリの姿勢はベンチャー企業の精神を体現しており、素晴らしいと思う!!
※タイプとしては、ソフトバンクの経営スタイルにも似ている。
メルカリは、なかなか面白い例だと思ったのでご紹介したが、ベンチャー企業の世界はスピード感が重要で、ガンガン攻めの姿勢で立ち向かわなければ、長期的に見て勝ち残るのは難しいのだ。
おすすめのベンチャー企業50選
ここからいくつかのベンチャー企業をご紹介しようと思うが、適当なものをお勧めする訳にはいかないので、ある程度の信頼性のある企業をご紹介する。
ここでは「ユニーコーン企業」を含め、注目の50社をご紹介したい。
ユニコーン企業とは?
評価額10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業のこと。ちなみに先ほど紹介したメルカリも、かつてはユニコーン企業であった。
まずは、50社をご紹介したあとで、ユニコーン企業の7社について簡単に解説したい。
※7位のSpiberは、現在はユニコーン企業に選定されている。
続いて、26位~50位の会社。
出所:STARTUP DB
この中で、ユニコーン企業は、1位~6位の6社。順番に見ていこう。
Preferred Networks
この会社の主要事業である「深層学習(ディープラーニング)」はAIを構成するアルゴリズムとして、もっともよく用いられている手法で、あらゆる産業分野に技術革新を起こす可能性を秘めている。
同社はトヨタ自動車、JXTG、ファナック、博報堂、日立製作所、みずほ銀行、三井物産などと提携しており、深層学習(ディープラーニング)の更なる普及に伴い、爆発的な成長を遂げる可能性あり。
クリーンプラネット
社長の吉野 英樹氏は、元株式会社GABA(マンツーマン英会話教室)の創業者でもある。
東日本大震災の後の福島原発事故をきっかけに、将来の世界に安全かつ持続可能なエネルギーが必要であると強く感じこの事業をスタート。
「量子水素エネルギー」の基礎研究と実用化研究を重ね、世界初の実用化を目指している。
発電効率が極めて高い小型発電機のデザインとその技術ライセンシングにより、これまでにない 「安全、安定、安価」 なクリーンエネルギーを、世界のすみずみにまで普及させることを目標にしている。
なお、クリーンエネルギーの将来的な市場規模は10兆円と算定されている。
TBM
同社は、2011年の夏に創業した新素材メーカー。石灰石を原料とする紙とプラスチックの代替素材「LIMEX」を武器に、日本だけでなく世界でも加速度的に成長を遂げている。
全国の「吉野家」のメニュー表や東京マラソンのマップ、NTTコミュニケーションズ・住友生命・スノーピークなど2,500社以上の名刺などに採用されており、今後も更なる拡大が予想される。
リキッドグループ
仮想通貨交換会社のQUOINEを傘下に持ち、仮想通貨取引プラットフォーム「Liquid by Quoine」の開発・運営を行うスタートアップ企業。
創業者の栢森 加里矢氏はソフトバンク時代に、シンガポールオフィスで東南アジアでの投資や合弁事業に従事していた。
インドネシア、フィリピン、ベトナムなどのエマージング市場では、多くの成人が銀行口座を持っていない事実を知る。
そのような地域にもスマートフォンを手にする人が激増するのを見て、スマートフォンのデータプランと銀行口座の代わりになる仮想通貨ウォレットがあれば、仮想通貨を保有することができると確信し起業した。
スマートニュース
スマートニュースは「SmartNews」は、様々な媒体の良質なコンテンツを、エンターテインメントや経済、国際など複数のチャンネルに分類し、リアルタイムで表示するメディアサービス。
アプリは世界各国で配信されており、日本とアメリカで合計5,000万ダウンロードを記録し、月間2,000万人の利用者がいる。
同社は現在、米国事業の拡大に力を入れており、ユーザー数は前年比5倍以上に拡大している。
TRIPLE-1
2016 年 11 月に設立された 最先端のプロセス技術に特化した半導体システム開発企業。
半導体システム「KAMIKAZE」を開発し、2019年には富士通エレクトロニクスとの提携を発表した。
富士通エレクトロニクスの持つ販路と、TRIPLE-1 の最先端プロセス開発力を掛け合わせることで、世界中にKAMIKAZE旋風を巻き起こそうとしている。
ここまでが、現時点のユニコーン企業になるが、その他ベスト50社の中からも未来のユニコーン企業が登場する可能性は大いにあるので、もし気になる会社があれば積極的に挑戦してほしい。
ベンチャー企業に就職・転職する方法
先に挙げた、50社はほんの一例にすぎず、ランキングに掲載されていない優良ベンチャーが世の中には数多く存在する。
ただし、大事なことは、どうやったらそれらの会社に出会えるのかという話である。
そこでここでは、ベンチャー企業の求人に強いエージェントをご紹介するので、ぜひ活用してほしい。
活用方法としては、この記事を何度も読み直し、自分なりにしっかりと転職したいベンチャー企業像を明確化したうえで、エージェントに依頼することをお勧めする。
※もちろん、迷った場合は、エージェント担当者に相談するのもOK。
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<特徴>
✔自分に合った企業を探してくれる、他では手に入らない求人に出会える、書類審査、面接の通過率を上げてくれる、給料交渉や面接のスケジューリングなどを代行してくれる、不安になったら相談にのってくれるなど、リクルートエージェントとセットで活用するのが良い。
この記事を読んでくれた読者が、希望のキャリアや将来を創造し、成功することを期待している!!