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【薬剤師】調剤薬局がつまらない・面白くないと思った時の対処法をご紹介!!

【薬剤師】調剤薬局がつまらない・面白くないと思った時の対処法をご紹介!!

この記事は現役薬剤師が作成しています。

薬剤師
調剤薬局で働く現役薬剤師が皆さんのお悩みにお答えします。

6年間薬学部で学び、晴れて国家資格合格!

憧れを持って薬剤師になり、調剤薬局に就職したはいいけれど、仕事を一通り覚えた後は、同じことの繰り返しで、退屈さを感じる人もいるのではないでしょうか。

薬剤師
今回は調剤薬局で働く薬剤師が仕事がつまらなくなる要因とその対処法についてお話していきます!!

調剤薬局がつまらないと思う要因

①薬剤師の決定権が少ない

薬剤師は基本的に医師の発行した処方箋に基づいて調剤を行います。

どの薬を使用するか、その剤形の薬を使用するか、先発とジェネリックのどちらを使用するか(ジェネリックへの変更不可か)等、全ての決定権は医師にあります。

薬剤師
薬剤師に決定権があまりない…。

処方内容の変更や医師の間違いを発見した場合、毎度医師に電話をして確認する必要があります。

新米の医師に比べてベテランの薬剤師の方が圧倒的に薬の知識があったとしても、結局は医師に従わなくてはいけないのです。

薬剤師
薬剤師と医師の立場はもう変えられない…。

医師との圧倒的な立場の違いに嫌気がさしてしまう薬剤師は多いです。

自分で主導権を持って何かを決めたり、仕事をすることが好きな人にとっては、調剤薬局勤務はとても苦痛です。

②仕事が単調で飽きる

調剤薬局では、処方箋の受付、調剤、鑑査、服薬指導、会計、薬歴記入の流れで1枚の処方箋(患者1人)の処理をしていきます。

外来でも在宅(個人・介護施設等)でも基本的には1人の患者さんに対応する内容は同じです。

また、患者対応の他に、日・月・年単位でもルーチンで行う業務がほとんどです。

薬剤師
常に仕事が単調で飽きてしまう…。

【調剤薬局薬剤師の業務】

日々の業務:店舗運営、薬歴の管理、薬の在庫管理、不足薬の発注・入庫、調剤の下準備(分包機への薬セットや予製)、薬局によっては在宅訪問、薬の宅配

月単位の業務:患者の保険の確認、レセプト請求、期限切れ薬の出庫、会計業務

年単位の業務:薬の棚卸、薬価変更に伴う在庫状況の確認、保険負担割合の変更

調剤薬局では主に上記の業務を行い、いかに効率的・正確に業務を行えるかが大事です。

薬剤師
同じことの繰り返し…。

クリエイティブな仕事が好きな人にとっては苦痛に感じてしまうことも多いでしょう。

③自分のスキルアップを感じられない

通常の大学生よりも2年間多く学び、苦労して国家資格を取得した薬剤師の人に共通することがあります。

それは向上心・モチベーションが基本的には高く、常にスキルアップを考えている人が多いということです。

薬剤師
薬剤師として成長したい!!

しかし実際の調剤薬局で行う業務は単調な作業が多く、似たような処方箋の処理や調剤を繰り返したりもします。

何のために薬剤師になったのか疑問に思う人もいるでしょう。

眼科や皮膚科付近の調剤薬局では、扱う薬も点眼薬や外用薬が多く、調剤自体のスキルアップをする機会も減ります。

薬剤師
このままでいいのだろうか…。
向上心の高い人ほど自分の現状に満足できなくなる傾向があります。
また、一般企業で働いていると身につくビジネスマナーやスキルが身に付きにくいです。
調剤薬局の薬剤師として一生働くのであればさほど問題ではありませんが、他の職場に転職するような場合自分で学ぶ必要があるでしょう。

④患者から感謝されない

調剤薬局では主に、外来の患者が持ってきた処方箋を処理します。

調剤薬局では、立地がどのクリニックの近くにあるのかにもよりますが、一般的には風邪や身体の疾患の治療薬をもらいに来る方が多いです。

そのため、患者側も薬剤師との関りを強く持ちたい人は少なく、早く薬を出すことだけを求められます。

中には、薬のことは医師に確認したので、説明はいいから早く薬を準備しろ!と怒る患者もいます。

薬剤師
服薬指導すら満足にできない…。

慢性的な病気(高血圧や精神疾患等)の患者であれば、長期的に通うこともあります。

症状の経過を確認したり、患者にアドバイスをすることで感謝されることもあるかと思いますが、その様な人は一度に何日分もの薬をもらうので、来局する回数は少ないです。

感謝されるために仕事をしているわけではありませんが、疎まれたりぞんざいに扱われるとモチベーションは下がってしまいます。

調剤薬局でやりがいを求める場合の対処法

同じ環境にいると、その環境に慣れてしまい、仕事をつまらなく感じることはよくあることです。

調剤薬局での仕事にやりがいを求める対処法を以下に紹介していきます。

①調剤薬局で働くメリットを見直す

毎日同じ環境にいると、その環境のよい部分が見えなくなってしまうこともあります。

薬剤師
自分が気付いていないだけで、もしかしたら恵まれた環境なのかも…?

そんな時は、調剤薬局で働くメリットをもう一度見つめてみましょう。

調剤薬局で勤務する場合、一部店舗を除いては通常、土曜午後・日曜・祝日が休みです。

営業時間も近隣の病院やクリニックに合わせてあり、定時で帰宅できる職場も多いです。

薬剤師
自分のプライベートも充実させたい人には最適な職場!

また、調剤薬局での作業は立ち仕事ではありますが、力仕事はなく、ドラッグストア等で勤務するよりも身体的な負担が少ないです。

デスクワークをする事もあるため、自分のペースで勤務できることもあります。

空調設備も整っているので、働きやすい環境でもあります。

②かかりつけ薬剤師になる

患者が調剤薬局を選ぶ際は、場所が全て!通う病院やクリニックの近くの薬局に都度という場合が多いのですが、かかりつけ薬剤師になることで1人の患者に向き合って仕事を行うことが出来ます。

「かかりつけ薬剤師」とは、薬による治療のこと、健康や介護に関することなどに豊富な知識と経験を持ち、患者さんや生活者のニーズに沿った相談に応じることができる薬剤師のことをいいます。

※引用:日本薬剤師会HP

かかりつけ薬剤師になるには条件がありますが、難しい条件ではありません。

【かかりつけ薬剤師になるための条件】

・薬剤師として薬局での勤務経験が3年以上

・その薬局に週32時間以上勤め、かつ1年以上在籍している

・医療に関する地域活動に参画している

・薬剤師研修認定等を取得している

※引用:日本薬剤師会HP

継続して1人の患者と向き合うことで、病状の経過を確認・薬の効果を自分で把握することができます。

外出が難しい患者の家に尋ねたりすることで、感謝もされるでしょう。

必要があれば処方内容を確認し、医師へお薬の提案や新たな飲み方の提案などを行ったりもするので、自分の意志で仕事をすることができます。

責任がある仕事であるため、かかりつけ薬剤師にはデメリットもありますが、薬剤師としての仕事のモチベーションを求める方には適した制度です。

薬剤師
ただし、かかりつけ薬剤師として働く場合のデメリットもあるのでこちらも把握はしておきましょう。

【かかりつけ薬剤師として働く場合のデメリット】

・休日や夜間などの薬局の閉局時間にも担当の方から連絡があった場合、対応する必要がある。

・必要に応じで、緊急で薬の調剤とお届けをする場合がある。

・通常の薬の知識の他に、病状、OTC、健康食品など様々な知識が必要なため、常に勉強しなければいけない。

③経営者になる

企業で働いていると、どうしても自分の意志で決定して働く機会が減ってしまうのは当然です。

行動力や自分のスキルに自信のある人は、薬局の経営者になることをお勧めします。

既存の薬局から経営権を買い取る、自分で1から開局することもできます。

既存の薬局の買い取りの方がハードルは低く、立地や物件を探す必要もなく、機材や人材も新たに準備する必要もありません。

薬局は開局する際に間取りなど様々な規制があるので、開局に苦労することも多いのですが、既存の薬局であれば面倒なことは考えなくてすみます。

苦労は多いですが、その分やりがいも多いでしょう。

経営者になった場合は、経理や各種手続きも行うため、薬以外の知識やビジネススキルが必要となります。

また、全ての責任は良くも悪くも自分にあるため、プレッシャーはありますが能力の高くてやる気のある人には最適な働き方でしょう。

薬剤師
全ては自分次第!

転職・職場の異動(病院・在宅の多い調剤薬局)

今働いている調剤薬局がの患者がほぼ外来だけならば、思い切って職場の異動をしてみるのもよいです。

一言で調剤薬局と言っても、在宅訪問にとても力を入れていたり、老人介護施設の入居者(これも在宅)がメインの患者の薬局もあります。

再度訪れるかわからない外来の人よりも、患者に深く関われ、仕事にやりがいを感じることができるでしょう。

患者の最後を看取ることもありますが、本人や家族の方から感謝の言葉を述べられることも。

また、他にも病院で薬剤師として勤務したり、一般の企業で薬に関わる業務を行ってみるなど、転職も一つの方法です。

薬剤師
思い切って環境を変えてみましょう!

副業をしてみる

収入や待遇・環境を変えることに不安がある人には、副業もおすすめです。

調剤薬局の薬剤師として働きながら、空いた時間を活用して、他の薬局でダブルワークを行う事もできます。

その他、薬剤師の知識を活かしながらできる副業としては、メディカルライターや書類作成、医療系の翻訳業務などもあります。

薬剤師
現場での勤務が全てではありません!

こちらは在宅で仕事を行うことができるため、休日の余裕のある時にも可能な副業です。

違った職場や仕事を行うことで、新たな刺激をもらうことができるでしょう。

メインの調剤薬局のよさが見えたり、お互いの仕事にいい影響を与えることができるかもしれません。

思い切って職場を変えてみる

知的好奇心が高く、新しい仕事に積極的に挑戦してみたい人、自分にとってよりよい環境を手に入れたい人は、思い切って職場を変えてみるのも良いと思います。

その具体的な方法として、薬剤師専門の転職エージェントに相談する方法があります。

ただし、絶対に転職エージェントを利用しなければいけない訳ではないので注意しましょう。

例えば、知り合い・同僚から良い職場を紹介してもらえる場合は、そちらを利用してみるのも良いです。

管理人
転職エージェントは、あくまで数ある選択肢のひとつです

転職エージェントを利用する際は、転職エージェントの信頼性、求人件数とクオリティー、担当者のスキルが重要な評価ポイントです!!

薬剤師
私もこれまでたくさんの転職エージェントを利用しましたが、これらの要件を満たすおすすめのエージェントを紹介します!!

※たくさんの会社に登録する必要はありません。ただ、相性もあるので2社程度は登録しておくとよいでしょう。

ファルマスタッフ

薬剤師
ファルマスタッフは、東証一部上場の大手調剤チェーンの日本調剤グループが運営している会社です!!

ファルマスタッフの特徴

ファルマスタッフ公式HP
薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

①求人件数61,000件以上と業界No.1、高額派遣:時給3500~3000円の求人、パート時給2100円~2250円、土日祝休みの求人など条件選択が可能。

②1つ1つの就業先にキャリアコンサルタントが必ず直接訪問し、 職場の状況を具体的にヒアリングしている。


③職場の雰囲気や経営状況、 残業などの忙しさなど、デメリットな情報であっても現場の生の声を しっかりと求人に反映している。


④今すぐ転職を考えている方もちょっと考え中の方にも両方対応してくれる。

薬剤師
担当者によっては、あたり・はずれがあるので、もし「違うな」と思ったら、他の担当者に変更してもらうようお願いしてください!!

お仕事ラボ

薬剤師
お仕事ラボは、アイセイ薬局の100%子会社が運営する会社なので安心して利用できます!!

お薬ラボの特徴
お薬ラボ公式HP
【薬剤師の派遣・転職 お仕事ラボ】

①個々人の状況に応じたオーダーメイド型のサポートが最大の特徴です。

②希望の薬局等があれば、お薬ラボ経由で薬局に逆指名を行い、条件交渉をしてもらえます。


③このエリアのこういう条件の薬局を探して欲しいといったお願いも受けてくれます。


④具体的な要望が固まってない段階でも問題ありません。

リクナビ薬剤師

薬剤師
リクナビ薬剤師はリクルートが運営する薬剤師専門のエージェントです。リクルートの持つ企業とのパイプから優良求人(非公開求人)が多いのが特徴です!!

リクナビ薬剤師の特徴
リクナビ薬剤師公式HP
リクナビ薬剤師

① 求人数は業界トップクラスの35,000件です。

②大都市圏に限らず、日本全国で利用可能です。


③担当のコンサルタントは優秀な人が多いです。


④リクナビ限定の「非公開求人」には優良求人が多いです。

薬剤師
全てに共通することですが、まずは自分自身がどうありたいのかをきちんと整理するようにしましょう!!
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