【永久保存版】私大職員(大学職員)が「勝ち組」である6つの理由を説明するぞ!!
私大職員については、ネット上には「まったり高給説」や「ブラック説」など相反する情報が錯綜している!!
私大職員についてネガティブなコメントをする人は、大きく以下の2パターンに分類できる。
①私大職員を目指して転職活動をしているが上手くいかなかった人
②新卒で私大職員になったけど相性が悪くて辞めた人
確かにこういう人達からすると、私大職員に対して恨み節の一つも言いたくなる気持ちは分かる!!
この記事では、私大職員がどういう点で「勝ち組」なのか、解説しようと思うので、是非とも参考にしてほしい!!
理由1:年間休日が多い
民間企業の年間休日
✔ 従業員「1000人以上」の企業で114.9日
✔従業員「300~999人」の企業で112.5日
✔従業員「100~299人」の企業で110.3日
✔従業員「30~99人」の企業で106.4日
こんな感じで、企業規模に応じて、年間休日数が増減することが分かる!!
この国が公表しているデータに対し、私大職員の年間休日数はどうかというと・・・以下のようになる。
私大職員の年間休日
私大職員の年間休日総数は131日~141日!!
まず、土日祝日を全て合計すると120日となり、これに夏季休暇の5~10日、年末年始休暇の5~10日を加えて、合計130日~140日になる。
更に大学の創立記念日の1日を加えて131日~141日となる!!
ここで、私大職員事情に詳しい人なら一つの疑問が浮かび上がるだろう!!
私大職員って土曜も出勤しなきゃいけないんじゃないの??
最近は、民間企業と同じようにカレンダー通り(土日祝日休み)の大学が意外と多い。
その一方で、いまだに「土曜出勤」の大学が存在するのは事実だ!!
まず、そもそも月4回全ての土曜日に出勤する必要はない!!
月4回土曜日があれば、多くて月2回で、だいたいが月1回の出勤になる。
また、土曜日に出勤した場合は、その分の休日があらかじめ用意されている所が多く、どこかでその分の休みを取得できるようになっている。
なので、普通に土曜出勤分の休みを消化していけば、理論上は年間休日131日~141日におさまるようになっているのだ。
夏休み期間は休み取り放題
年間休日に加えて、私大職員・最大の恩恵はなんといっても「夏休み期間」の長期休暇である。
学生が夏休みに入る8月~9月は、大学の仕事も暇になるため、ゆるーく新学期の準備を始めながら長期休暇を取る職員が多い。
長いところだと、夏季休暇が10日付与されるところがあり、土日を挟んで14連休が普通に取れてしまう。
これに加えて、+5日休みを取ることも可能で、そうなると土日も含めて、夢の21連休が成立してしまう(笑)
さらに、8~9月はその他の期間も休みが取りやすいため、週2~3回程度の勤務でOKといった感じだ!!
なお、春休み(2月~3月)は、入試や翌年度の準備があるため、夏休みのように休みを取ることはできないので注意!!
理由2:給料が高い
民間企業の平均年収
民間企業の平均年収は2019年度のデータ(民間給与実態統計調査)によると、436万円の実績。
もっともこの数値は日本全体の平均で、東京だけをみると620万円となっている。
私大職員の平均年収
それに対する私大職員の平均年収は、734万円( 出所:日本私立学校振興・共済事業団)となっている。
もっとも、これはあくまで平均値であり、首都圏の有名私大では平均年収が1000万円(40歳)を超えるところも珍しくない。
特に、年収が高い大学をあげると、明治大学、中央大学、駒澤大学、関西大学、立教大学などで、45歳で年収1,300万円なんてとんでもない数値を叩き出すところもある!!
私立大学職員は、上場企業ではないため、週刊誌がよく発行する「年収ランキング」には登場しないが、総合商社や、大手マスコミにも引けを取らないような、とんでもない好待遇の就職先となっている。
これについて詳しく知りたい人は、私大職員の年収について詳しくまとめた記事があるので、そちらを参考にしていただきたい。
【2023年版】私大職員(大学職員)の年収&就職偏差値ランキングを解説するぞ!! 管理人 大学職員には国立大学職員と私大…
ただ、注意点は、医学部のある私大、小規模私大、地方の私大はここまでの年収水準ではないので、注意が必要だ。
いずれにせよ、私大職員の平均年収は、日本の中で一番年収の高い都道府県の東京都の平均を100万円以上超えているので、高いことは間違いない!!
私大職員のボーナスと昇給額
私大職員のボーナスは、6ケ月~8ケ月の所が多く、これに加えて10万~30万円ほどの手当が加算されるところが多い。
余談だが毎年の昇給額が高い(年齢にもよるが毎年1.5万~2.5万円ほど増える)のも年収が高くなる理由の一つだ。
こういう風に考えると、平社員でも40歳で普通に年収1000万円を超えるのも十分、納得頂けるだろう。
理由3:労働時間が短くコスパが高い
民間企業では1日8時間勤務のところが多いが、私大職員の場合は1日7時間のところも存在する。
この場合、民間企業の勤務時間は9:00~18:00となる一方、私大職員は9:00~17:00が勤務時間となる。
仮にもし、私大職員が毎日残業を1時間したとすると、民間企業と同じ40時間を勤務したにも関わらず残業代が5時間分発生して、その分お金がもらえてしまうのだ。
1時間当たりの時給
年収1000万円(40歳)あたりの私大職員の1時間当たりの時給は6,500円を超える破格の時給になる!!
計算式は以下の通り!!
141日(年間の休日数)+20日(年休取得)=161日(年間の総休日数)
365日(1年)ー161日(年間の総休日数)=204日(年間の勤務日数)
204日 ✖ 7時間(1日当たりの労働時間)=1,428時間(年間の労働時間)
残業時間を年間120時間として、年間の総労働時間を1528時間とする。
1,000万円(年収)÷1,528(時間)= 6544円(時給)
ちなみに、時給が6,000円を超えるのは日本全体で見ても上位10社以内となる。
大手私大職員と同じ水準の時給: 住友商事(6,732円)、電通(6,262円)、三菱地所(6,054円)、サントリーホールディングス(5,872円)
理由4:景気に左右されにくい
私大職員は景気に左右されにくい仕事の一つだ。
基本的に大学の定員さえ埋まってしまえば、その後4年間は安定して授業料が入ってくるので、ビジネスモデルは非常に安定している。
✔ まずは、国(文部科学省)からの補助金。これは私立大学よりも国立大学の方が圧倒的にたくさんもらえる。
✔ 次に、大学入試の受験料。1学部の受験で35,000円というバカ高い受験料を払う必要があるが、志願者10万人規模の大手私大であれば、これだけで35億ゲットできる。もっとも、最近は2学部目は半額にするとか、全学部を受けられる受験も増えているので、この計算式は単純には成立しないが、入試シーズンだけで、何十億と稼ぐことができる。
✔ 最後に、授業料。私立の場合は文系で年間平均100万強、理系で年間平均150~200万の授業料を支払うが、学生が何万人単位のマンモス校であれば300~500億ほどのキャッシュを得ることができるのだ。
それからおまけとして、寄付金などがあげられる。慶應義塾大学などOBの組織が強いところは、寄付金の金額も半端じゃない!!これだって立派な収入だ。
上記に挙げた公式は、偏差値上位校で、志願者の多い、有名私大に限定された話であり、定員割れをしているFランク大学や地方の私立大学の経営は厳しいことをはっきり申し伝えておきたい。
私立大学の数も、いまや600校近くあるため、経営の厳しいところが多いので、もし転職するのであれば、しっかりと大学の収支報告書を確認してから転職することをお勧めする!!
理由5:転勤がない
その大学にキャンパスが1つしかない場合は、転居を伴う転勤はない!!
例えば、単科大学や女子大などがそれに該当し、基本は一生転勤とは無縁の生活を送ることになる。
首都圏の有名私大でも、首都圏だけにキャンパスが限定される大学は、明治大学、立教大学、法政大学などがあげられる。
転勤は、若い内は良いが、結婚し、子供ができるなど将来的なライフプランのことも考慮すると、昨今は敬遠されがちである。
こういった所からも、転勤がない私立大学は、とりわけ人気になる!!
理由6:精神的に仕事が楽
私大職員は、営利企業ではないので、民間企業のように、去年よりも売上高や利益を拡大せよ!!という上からの圧力は少ない。
日本の場合は、古くからの伝統により、私立大学の序列は明確に決まっており、これを覆すのは、並大抵のことではない。
だからと言って私立大学は何もしていないわけではなく、競争力を担保するために、校舎を新しくしたり、魅力的な新設学部を設置したりと、受験生から支持を得るのに必死だ!!
その最たるものが、評価システムで、いまだに大学によっては査定がなく、毎年決められた額だけ自動的に昇給するところがほとんどだ。
これがいわゆる「純粋な年功序列」というものなのだが、この令和の時代でも、しっかりと維持されている所が多い。
こう考えると、昔からある年功序列制度はなかなかよくできたシステムである。
なので、私大職員は、若くして出世したいとか、偉くなりたいという人には全くもって向いている場所ではない!!
ここは、そういった世界とは全く対極にある世界であることを今一度、認識して欲しい!!
私大職員になるには
ここまで見た限り、競争力の担保されている高偏差値の人気の私立大学の待遇は、安定性、将来性も考えると、これ以上ない優良転職先であることがお分かりいただけたかと思う。
では実際に、どうやって私大職員に転職するのか?
まず、大学職員になるには「転職エージェント」に登録する必要がある。
ここでの注意点は、やみくもに転職エージェントに登録をしても、求人が無かったり、内定実績のない所が大半なので、時間の無駄になるケースが多いということだ。
登録しておけば、ほぼ世の中の私大職員の求人はほぼカバーできるし、なにより内定実績があるので、安心できる。
私大職員の求人が一年で一番多い時期はズバリ、6月と12月なので、ここを照準に、登録しておくことをお勧めする。
ちなみに、以下の業界出身者は、転職の際も有利になるので、もし該当する場合は、積極的にチャレンジをしてほしい!!
大学職員(私大職員)に中途採用されやすい業界出身者ランキング!! 不況に強い、高給、休みが多い、転勤なし、ノルマなしとあ…