【転職/就職】コロナ後でも成長が見込める将来性のある業界・業種ランキングを解説するぞ!!
2020年はコロナの影響でありとあらゆる業界に影響を与えた!!
影響のない業界を見つける方が難しいほど、その影響は多岐にわたる。
安定企業の代名詞である、鉄道業界ですら壊滅的なダメージを受けるなど、過去の前提が全く通用しない状況に、これから就職・転職を考える人にとってもどうしていいか分からないと思う。
そこで、この記事では、コロナの影響を考慮しても(むしろ)これから伸びるであろう将来性のある業界をピックアップして解説をしようと思う。
ちなみに、10年ほど前に筆者が転職活動をしたとき「ネットで古本を売る会社があるんだけど、就職しませんか!?」というオファーを貰ったことがある。
当時の筆者は社会人経験が浅く、ステレオタイプにしか物事をみれなかったことから「なんか怪しい会社だなぁ・・・」と受けもしなかったが、それが現在のAmazonである。
Amazonに就職するのが良いかどうかは別として、その後急成長し、社会的影響度合いの高い会社になったことは間違いない。
トヨタ自動車も、始まったときは、地方のベンチャー企業であったが、今や世界のトヨタだ!!
今はちょうど時代の大転換期に来ており、旧来のステレオタイプ思考払拭し、まっさらな目で世の中を見る目が重要だ。
来るべき新時代に活躍するであろういくつかの業界をまとめてみたので、ビジネス、あるいは就職・転職活動の参考にしてほしい!!
コロナ後でも成長性が見込める業界・業種ランキング
ここではコロナショックを利用して力強く成長を遂げる、将来性のある業界を以下にご紹介する。
全部で業界ほどをご紹介するが、いわゆる昔からある伝統的な業界・業種は少なく、あくまでも「将来性」に最大の焦点を当てていることをご理解頂きたい。
いまは、よくわからない規模の小さい業界・会社でも30年は「下剋上」を起こしている確率は「おおいにある」!!
新しい業界がほとんどなので、良くわからないという人も多いと思うので、初めての人でもなるべく分かりやすく、平易な表現で簡潔に記載するので、最後までご覧頂きたい!!
それでは順番にみてみよう!!
1.テレワーク
まさにコロナによって伸びた業種の筆頭格!!
諸外国と比べて、テレワークには抵抗感が強かった日本社会だが、コロナにより強制テレワークに移行した。
やってみると「意外といいじゃん!」ということで、コロナに関係なく、今後も併用されることは間違いない。
現在はテレワーク黎明期で、中心となるのはZoom、Googleなど米国企業ばかりだが、将来的には日系企業・ベンチャーが続々参入することが予想される。
いまでは、まだまだ不便を感じるテレワーク関連ツールも、数年後には、現在では考えられないような多彩な機能が搭載されていること間違いなし!!
当然、セキュリティーレベルも飛躍的に向上するだろう。
2.AI(人工知能)
今さら説明不要の「AI(人工知能)」。
人間によるインプットなしで勝手に学んで勝手に進化するディープラーニングの登場で、予測精度や実用性が一気に向上した。
一説によると、20年後には現在の49%の仕事が不要になると言われており、影響の範囲は幅広い。
ルール通りに情報を正確に処理する「事務職」「銀行員」などの仕事はAIの得意分野で、今後不要になる仕事の筆頭格。
「自動運転技術」も格段にあがることから、電車、タクシー運転手などあらゆる仕事が不要になると言われている。
このAI開発の関連企業として、大手では日立製作所、富士通、NEC、野村総合研究所などがある。
国内ベンチャーとしては、プリファード・ネットワークス、PKSHA Technology、HEROZ、アベジャなどがある。
3.サイバーセキュリティ―
コロナによるテレワークで自宅で仕事をする人が増えたが、脆弱な自宅のネットワークシステムを狙ったサイバー攻撃が激増した!!
社内のIT担当者への宣戦布告のようなものだが、IT担当者だって「正直何からやっていいかわからん!!」ってのが正直なところ。
これまでは社内のセキュリティーだけを守っていればよかったが、これからはネットワーク全体を守る必要性が生じた。
そんなよく分からんIT担当者に対し、マネージドセキュリティーサービスといって、企業のセキュリティー対策そのものを外部に委託するサービスが登場し、これを運営するセコム、ラック、SBテクノロジーといった会社が注目を浴びている!!
認証・サーバー管理に強い日系企業としては、GMOクラウド、ソリトンシステムズ、HENNGEなどがある。
4.eコマース・段ボール
これは、アマゾンや楽天といった会社が代表的なもので、いわゆるネットショッピングのことである。
緊急事態宣言時には爆発的に利用され、一気に注目を浴びた!!
コロナによってビジネスが拡大したように誤解をしている人もいるかもしれないが、それ以前からも凄まじい勢いで伸びまくっていた業界である。
そのあたりは、みんな知っていると思うが、筆者の注目点は、ネットショッピングの配送に使用される段ボールである!!
段ボールの争奪戦は、激化しており、段ボールメーカーはめちゃくちゃ儲かっているのをご存じか!?
段ボール製造でいうと紙・パルプ業界内でいうと「レンゴー」が有名で、段ボールの加工は国内首位級。
こういう会社は今後も将来性がある。
5.ネット・テレビ通販
通信販売ってどうなの?と思う人もいるかもしれないが、実は通販は20年連続で拡大している超穴場の業界で、直近10年間も年平均7.1%増加している。(中国の経済成長率をほうふつとさせる勢いで拡大中なのだ)
そこに、コロナの影響でネット通販、テレビ通販が追い風になっている!!
もともと高齢層のユーザーがテレビ通販をよく利用しており、高齢化の波に乗って伸長していたところに、ネット世代の若者がAmazon、楽天、ZOZOを利用する構図で更に伸びている。
また、広い意味ではオフィスなどの法人向けの需要も高く、オフィス文具を中心とした通販のアスクル、たのめーる(大塚商会)なども伸びている。
6.倉庫・物流施設
先にあげたeコマース・通販のと比例し、在庫をストック・配送するための倉庫需要が劇的に伸びており、特に大都市圏でその傾向が顕著である。
また「3PL(サード・パーティー・ロジステック)」といって、在庫を抱えるメーカーの物流を全て委託する事業が注目されている。
従来は各メーカーが独自に在庫・物流管理をしていたが、専門業者がそれを引き受けることにより、効率的な在庫管理・配送が可能になる。
特に最近は、取り扱う商品が多岐にわたり、管理手法も複雑化しているため、こういった業者に委託する流れが、加速している。
※こういう業者は、温度別に管理とか、特殊梱包とか、面倒くさいことも全部やってくれる。
倉庫業界については、以下の記事にまとめているので、詳しく知りたい人はこちらを。
【2023年版】倉庫・物流施設業界の就職偏差値ランキングを解説するぞ!! 倉庫・物流施設業界と聞くと、どうしても地味なイ…
三井倉庫、三菱倉庫、住友倉庫、澁澤倉庫、安田倉庫といった財閥系倉庫会社、日本通運、日立物流、センコーグループ、鴻池運輸といった物流事業者が存在する。
7.フィンテック
フィンテックは「金融(ファイナンス)」と「技術(テクノロジー)」を組み合わせて作った造語で、身近なところでいうとPay Payなども該当する。
API(Application Programming Interface)といって、スマホ内のアプリと、外部アプリとの接点を作る仕組みによってとても便利になった。
例えば、yahooメールやGmailにログインして連携するだけで、利用することが出来る。
読者に分かりやすいところで、Pay Payをあげたが、仮想通貨、送金(Apple Payなど)、クラウドファンディングもフィンテックのカテゴリーに含まれる。
フィンテックの進化に伴い、メガバンクを中心とした銀行からITリテラシーのある人材が、フィンテック業界に転職する流れが形成されつつある。
フィンテック関連の企業でいうと、クラウドファンディング系だと、SBIソーシャルレンディング、CAMPFIRE、マクケア、クラウドクレジット、ロードスターキャピタル。
資産運用系だと、ウェルスナビ、お金のデザイン、One Tap BUY、FOLIO、クラウド会計のfreee(フリー)などの会社がある。
こういった会社は将来大化けする可能性がある!!
8.キャッシュレス&クレジット会社
フィンテックでも出てきたが、Pay Pay、Line Pay、メルペイ、楽天ペイ、など現金を使わずに支払いを済ませることができるサービスのこと。
現在、このサービスを普及させるために、ポイントを付与するキャンペーンが数多く展開されており、キャッシュレスサービスを使える店は確実に増えてきている。
現在はまだまだ黎明期のため、数多くのキャッシュレス企業が乱立しているが、競争に勝ち抜くためのグループ化が促進されるだろう。
なお、現金をアプリにチャージする時に、クレジットカードを経由するため、クレジットカード業界も成長性が見込める。
9.ゲーム
コロナによってゲーム環境はより一層、整備されたといえる。
特に、緊急事態宣言の期間に巣ごもり需要から、ゲーム機やソフトが売れに売れたことは記憶に新しい。
その牽引役は、やはり任天堂・ソニーといった大手のメーカーで、任天堂からは「スイッチ本体」「あつまれどうぶつの森」、ソニーからはプレステ4が爆発的に売れている!!
ゲーム機本体が売れまくったという事は、付随的にソフトを買う人口も増えるわけで、今後もしばらくは好決算が続くだろう!!(ただし、ヒット商品を出し続けなければならないプレッシャーは大きいが)
スマホゲームもコロナ前は頭打ちの感もあったが、モンスタ、パズドラといった息の長い人気商品はいまだにドル箱!!
この業界の代表企業としては、先に挙げた任天堂、ソニー、それからスマホゲームを主に開発している、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、ミクシー、ガンホー、コロプラなどがある。
10.動画配信
こちらも巣ごもり需要により、部屋で動画を見る人が増加した。
中でもネットフリックスの勢いはとどまるところを知らず、現在の会員数は300万人を突破している。
2015年9月より日本市場に参入したネットフリックスは、当初アメリカのコンテンツは充実していたものの、日本のコンテンツは今一つだった。
しかし、最近はドラマ・アニメなどのオリジナルコンテンツを数多く制作し、驚異的な勢いで伸びまくっている!!
それから・・・国内の各テレビ局も動画配信サービスに相次いで参入しており、テレビ広告収入を補うべく、新たな収入源として期待されているが、上手くいっているところと、そうでない所が鮮明になっている。
Abema TVは、テレ朝とサイバーエージェントの共同運営するネット放送局で、かなり独自のコンテンツを配信していて面白い!!
ニコニコ動画、youtubeもこのカテゴリーにはいる。
11.スキルシェア
国を挙げて副業解禁の流れがどんどん進んでいる。大企業でも、社員の副業を認める会社は、これからどんどん増えることが予想される。
背景にあるのは、会社として社員に給料を増やせなかったり、副業の知識・経験を本業に活かしてほしいという思惑だが、中にはJAL、ANAのように「お願いだから副業してなんとか食いつないでね!!」という会社も登場した。
スキルシェアのサービスとしては、個人がネット上に「何ができるか」を記載し、利用者はその情報をもとに「じゃおねがいします!」という形で、利用を進めるのだが、その両者を仲介する「マッチングサービス」を運営する会社が増えている。
「何ができるか」については、需要さえあればなんでもOKで、イラスト作成、文章作成、日本人ガイド、個人の時間を30分単位で売買するなど様々だ。
この業界もまだ黎明期なので、今現在、数多くの会社が存在するが、市場が形成されるにつれて、グループ化の流れが促進されるだろう。
代表的な会社としては、クラウドソーシング型のランサーズ、クラウドワークス、仲介(マッチング)型の、みらいワークス、イントループ、ギークス、サーキュレーション、Branding Engineer、ワークスタイルラボ、副業特化型に「BizGROWTH」を展開するリクルート、シューマツワーカーなどが存在する。
12.育児・子供用品
少子化なのに「なんで!?」って思う人もいると思うが、女性の社会進出、共働き化によって子供に投入するお金の単価は増えている!!(子供の教育費って「魔法の言葉」で財布のひもは年々緩くなってるみたい)
これにより子供用品の高単価化・高品質化が進んでおり、プログラミングなど新しい幼児教育にも積極的にお金を使う親が増えている。
これに加えて、2019年10月に開始した幼児教育・保育の無償化も追い風になっている。
これは3~5歳児クラスの幼稚園、保育所等の利用料が無償になるというもので、これにより民間企業の運営も増加している。
※0-2歳児も住民税非課税世帯では保育園等の利用料は無料になる。
ネックになるのは保育士の低賃金・長時間労働になるが、待遇を重視する人は、有名大学の付属など私立の保育園の求人を見たほうが良い。
ただし、待遇が上がれば上がるほど「幼児教育」そのものよりも、サラリーマン的な息苦しさが増えることになるので、その点は注意が必要。
13.警備
トラブルがあったら現場に駆け付ける泥臭い仕事をイメージする人が多いと思うが、この業界は将来的に大化けすると考える。
海外では、ドローンやAIなどと連携して、24時間体制で問題があればすぐに検知、対策ができる仕組みになっており、なるべく人がいなくても対応できるようになってきている。
この技術が普及すると、より低コストでサービスを展開できるようになるし、より確実に異常を検知できる。
例えば、みんな帰った後のオフィスに不審者が侵入したとすると「体温を検知」して、その瞬間出入り口がシャットアウトされ、即座に警察や警備に通報される仕組みなど、いかようにも展開することが可能。
業界で働く警備員は、今後少なくなることが予想されるが、セキュリティーを管理する側の需要は高い。
セコム、ALSOK、CSP(セントラル警備保障)、全日警など、迷うなら、今のうちに就職しておくと良いと思う。
まとめ
以上のように、今の時点では「えっ!?」なにそれと思うような業界もあったかもしれないが、世の中の流れは確実に変わってきており、将来を見越して、行動をすることが大事だ。
上記に書いたような会社は、いまなら就職しやすい所も多いが、これが皆に知れ渡るようになると、一気に人が殺到して、就職が難しくなる。
会社の規模が小さい内に就職・転職しておくと、将来的に幹部候補になれる確率は非常に高く、かつストックオプションなどで株が付与されている場合は、上場たときのメリットが爆発的に大きい。
事実、筆者の友人で、就職当時は、注目度が低く、広く社会に認知されていなかった会社に就職した人がいるが、その後、急速な成長を遂げて、あっという間にマザーズ、東証に上場し大金持ちになった友人がいる(彼はまだ会社を辞めていないので株は売ってないらしい)。
これだって「よくわからない時に、先見性を持ってチャレンジした結果」だと思う。
No Risk No Profit!! なかなかできることではないけど、キャリアを考える上での参考になれば幸いだ。
なお、この記事を読んでお気づきの方も多いと思うが、将来性のある仕事はほとんどIT業界に集中している!!
※これらIT業界へのキャリアを考える人は、是非とも以下のエージェントを活用することをおすすめする。
利用は全て無料!!
※これ以外にも、当ブログではサラリーマン・転職希望者に役立つ様々な情報を提供しているので、興味のある人は他の記事もご覧頂きたい。
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