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海外勤務が終わったあとに退職・転職する人が多い理由を解説します!!

海外勤務が終わったあとに退職・転職する人が多い理由について解説します!!

この記事は、自分を含む海外勤務を終えた様々な業種の友人たちと話した内容を踏まえて作成しています。

これから海外勤務を目指している人、あるいは海外勤務を終えて帰国したけど悩んでいるひとは参考にして下さい。

記事を読み進める前に、前編としてまずは海外駐在員時代をおさらいしておきましょう。
※面倒なひとは読まなくても大丈夫です ^ ^

詳しくはこの記事に書きましたが、海外駐在員ってかなり異質な環境での勤務になります。

俺の転職活動塾!

【海外勤務】海外駐在員の給与・年収を元駐在員が全て暴露します! グローバル化により日本企業の海外進出が盛んになってきまし…

それでは順番に、海外勤務が終わった後に会社を辞めたくなる理由についてみていきましょう。

仕事が物足りない

海外勤務をすると、どうしても仕事のスケールが大きくなります。

経営者(予備軍)という視点で組織全体のことを考えることも多くなりますし、自分自身に与えられる裁量も期待値もケタ違いに高まります。

その分、プレッシャーは半端ないんですが、海外駐在を希望する人ってもともとアグレッシブな人が多いのでこの辺は自己成長につながるって感じで、楽しく前向きにやってる人も多いかと思います。

あとは仕事の職位も上がって、マネジメント職についたり、早い段階で成長するにはかなりもってこいの環境です。

それが、日本に帰ってくると一変して、ただの平社員に戻ってしまいます(笑)海外駐在行ったのに、前と同じような仕事をやる自分ってなんなんだろ・・・って結構自問自答する人は多いみたいです。

もちろん、ずっと同じってことはなく、頑張って続けていればそのうち昇進していくんでしょうけど・・・気持ちとしては微妙ですね。

会社によっては、そういう状況に陥いるのを避けるために、あえて駐在帰り組に負荷のかかるような仕事を割り当てることもあるんですが、それはそれで問題もあるようです。どっちに転んでも、難しいですね~(笑)

日本の環境に再適応できない

どれくらいの期間、海外で勤務していたかにもよりますが・・・日本に帰ってきてしばらく(早くて半年くらい)は結構つらい状況が続きます。というのが、まず日本の会社の環境が変わっています。

変わっているというのは、仕事のやり方もそうなんですが、元同僚なんかも総とっかえってことも多いです。

要は、浦島太郎の状態になります(笑)

そうはいっても元々働いていた環境なんだからすぐに適応できるでしょって思う人も多いかもしれませんが、感覚面でやっぱり違和感を感じる人が多いです。

例えば、海外では無駄なことや非効率なことを徹底して廃止しますが、日本ではいままでそうやっていたから!って理由で無駄な仕事をやっていたりします。その結果、夜遅くまで残るなんてこともありますよね。

こういうのって、海外ではありえないので、地味にストレスが溜まってきます。いままでは、あんまり気にもしていなかったようなことでも、異なる環境で勤務していたからこそ、目が行くようになります。

イメージとしては、中途採用で別の会社に転職したようなもんだと思ってください。

燃え尽き症候群

海外で仕事をバリバリこなして、世界をまたにかけるビジネスマンになる!と意気込んでいた人にとって、海外勤務の終了は、ひとつの目標を達成したことにもなります。

そうなると、次なる目標がすぐに見つかればいいですが、そうでない場合は、燃え尽き症候群に陥ります。

帰国後の仕事も、心躍るような仕事が与えられ続ければよいですが、そこまで都合よくも行きません。

その結果、自分の能力をもっと発揮できるような環境で働きたいと転職を模索する人が多いようです。

価値観の変化

海外に身を置くことで自分の所属会社と、日本社会を客観的に見る機会が増えます。

それに加えて、自分の人生に対しても仕事に対しても、将来どうしようって考える機会がが多いように思います。

正直、日本は異常なくらい仕事優先の社会です。

例えば、台風の日でもみんな頑張って会社に出勤しようとしますよね。こんなの海外ではありえません。

海外はもっともっと「ワークライフバランス」がはっきりしてますし、仕事よりも平気で家族を優先します。

そうすると、これからあと何十年も遅くまで仕事をしてプライベートを犠牲にして、そこまでして最後どうなるんだろ!?って真剣に考える人もでてきます。

そうはいっても、日本社会の現実は目の前にあるし、自分自身も働かざるを得ませんので、悶々とした気持ちを抱えながらみんな働くことになります。

だけど、一方で日本の良さもたくさん発見することができます!!日本はなんだかんだでよい国だと思います。

食事はおいしいし、やっぱり競争は海外に比べるとめちゃくちゃ緩いです(笑)

日本の国力は競争が緩いのもあって衰退してますが、僕は心底、海外に生まれなくて良かったと思っています(笑)

自分の将来と出世

海外で幹部をやることで、平社員では手に入らないような情報も普通に手に入るようになります。

その会社が将来どうなろうとしているのか!?それに対する自分への影響(良いことも、悪いことも)なんかも分ったりします。

もっというと自分の出世の限界なんかもだいたい予想がついたりします。

特に最近は、若くても早期退職などでリストラ候補にあがる場合もありますから、会社に忠誠をつくしても、排除されるときは一瞬です。

こういうことも考え、早いうちから会社に依存しないキャリアの模索など、考える人は多いです。

俺の転職活動塾!

今日のテーマは「【食品メーカー】過去最高益でもリストラ(早期退職)!? 味の素・JT・キリンの思惑とは」です。 リストラ…

この先自分はこの会社にいて、毎日意味のない長時間残業をして年を取る。

偉くなるかもしれないけど、いつかはサラリーマンは終わりになるし、何かを今のうちに準備しておきたいとか、違う道で頑張りたい!と考える人も多いようです。

業種を思いっきり変えて転職するひとが多い印象を受けます。あとは、駐在で貯めたお金を自己資金にして独立する人とかもいました。小心者の私にはマネできませんが・・・。

市場価値があがる

海外勤務すると市場価値があがります。これは間違いありません。

例えば、30代で5年間ほど海外に駐在した場合、管理職経験あり、TOEIC900点オーバー、あとは壮大な仕事内容とそこから得られた貴重な経験の数々をいかんなく語ることができます。

しかも世の中も、グローバル人材を求めています。30代の段階でこのような経験のある人って、正直転職市場にはそんなにいませんので、かなり貴重な人材です。

その気になれば、どこでも転職できる可能性を秘めています。

現在の仕事に不満があるって状況が重なれば、辞める人が多くいてもおかしくありません。

一説によると、海外駐在員の3人の内1人は、3年以内に離職するようです。

新卒の時に希望していた会社に、再度チャレンジするなんて人も多いと思いますし、実際にそれは可能だと思いますす。

最終的には、自分が理想とする「幸のかたち」の落とし所をどこにするかによりますけどね☆

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