【永久保存版】「大学職員はやめとけ」は本当!?辞めたい理由をランキング形式で解説するぞ!!
大学職員(私大職員)はまったり高給と言われ、転職市場ではとても人気の業界だ。
大学職員は将来性がない!!
大学職員は激務だ!!
大学職員は給料が安い!!
・・・・などなど
これには、大学職員試験に落ちた人の嫉妬もあれば、本当に大学職員を辞めた人の意見も反映されているのだろう。
ただし、この業界を語るうえで大事なことがある!!
それは、どの大学の話を言っているのか!?ということだ。
たくさんある大学の種類
まず、国立大学と私立大学。
私立大学の中でも早慶、MARCH、日東駒専といった大規模の私大大学。
1学部に特化した単科大学、小規模の私立大学。
大都市圏(東京、大阪、名古屋)に位置する大学と、地方の大学。
当然だが、それぞれの置かれた状況によって、働く環境は大きく異なる!!
そこで、この記事ではネット上に散見される「大学職員やめとけ!」関連のネガティブコメントについて、「本当のところどうなの!?」という視点でランキング形式で解説をしようと思う!!
それは・・・大学職員に対し、そもそも過度に期待をし過ぎていないか!?ということだ。
期待値が200で、現実が100であれば、誰だってがっかりするし、モチベーションは下がるものだ。
大学職員もそれと同じで、過度に神格化されている節がある気がしてならない。
大事なことは現実を正しく知る事!!
知ったうえで、就職すればミスマッチも減るし、辞めたくなる人も減るだろう!!
辞めたい理由5位:専門性が身につかない
大学職員をやっていても専門性が身につかないという話をよくきく。
「大学職員=事務職員」ということで、決められた事務作業をこなす人という誤解をしている人が多いが、実際には事務作業(データ入力、書類の印刷、掲示物の作成など)は、非正規の職員が行うことが多い。
学部の窓口業務も、基本は嘱託社員が、受付デスクの前に座り対応するのが一般的で、専任職員がずっと窓口対応をしている訳ではない。
では、専任職員は何をするかというと、部署にもよるが、専任職員(正社員)は、教員と一緒に全体の方向性を考える、プログラムの企画、予算配分、業務委託の手配、運営委員事務局の運営など、所属部署のプログラムを計画し円滑に運営することが主な仕事になる。
でも、みんなが言いたいことは「大学職員の専門性なんて、しょせん社会では通用しないのでは!」ということだろう。
(1)大学職員の業務経験が転職市場においてニッチなこと。
(2)採用担当者が大学職員の仕事内容を正しく理解していないこと。
これは無理もない話で、そもそも大学職員の数自体が多くないのと、離職率が極端に低いため、転職市場でも流動性が極端に低いのだ。
なので、大学職員から他の業界に転職をする場合は、他の応募者より丁寧に説明する必要がある。
きちんと大学職員の経験を説明し、転職先の会社が求める内容にうまく紐づけられれば、転職することは十分に可能である。
※転職が出来ない、専門性が身につかないと嘆く人は、今一度、仕事への姿勢を見直すことをお勧めする。
辞めたい理由4位:激務だから
これは配属された部署によるとしか言えない。
例えば、SGU(スーパーグローバル大学創生支援)などがそれにあたる。
これは毎年何億単位で国から補助金をもらい、世界で通用するグローバル人材を育成しましょうという企画で、文部科学省が主導で行っている。
こういうプロジェクトをやっている時に、実行部隊の部署に配属されると、当然ながら激務になる!!
また、入試・広報などは、自分の大学を売り込むために、全国の主要高校や、時には海外の高校を回って、受験生を確保する必要がある。
今年に限っては、新型コロナウイルスの関係で、学部の負担も非常に重くなっている。
理由は、対面からオンライン授業への切り替え対応に追われており、忙しいからだ!!
やはり学生に人気のある首都圏の大規模私大は、競争力を高めるために様々な努力をしている。
冒頭にお伝えした、早慶、MARCH、日東駒専あたりは、普通の民間企業で働くように忙しい(その分、年収は破格)。
もちろん、昔からの序列(偏差値)の壁は大きいが、そこにあぐらをかくと、じりじりと競争に負けてしまう。
言い方を変えると、忙しくない大学は、勝負を諦めている大学ともいえるだろう。
具体的にいうと、女子大、単科大学、小規模大学は比較的仕事は楽である。
でも、偏差値は下がる一方で、20年後にどうなっているかは、これからの巻き返し次第である!!
結局、大学職員も忙しいのか・・・
そう思った人が多いと思うが、安心して欲しい!!
その理由は、まだまだ目標設定が甘いのと、何かあるとすぐに業務委託することができるからだ。
民間企業の場合は、半期ごとに目標設定があり、未達の場合は、上司から激しく詰められる。
大学の場合も、目標設定をするところもあるが(ないところもある)、実際は機能しておらず、達成してもしなくても、なんとなく終わる所が多い。
仕事がガチで忙しくなると、比較的簡単に業務委託をしたり、派遣社員を雇うこともできる。
雇えなければ、その仕事はやめとこうというケースも多い・・・
辞めたい理由3位:給料が低いから
大学職員の年収について、国立大学職員の平均は約600万円で、私立大学職員の平均は約750万円となっている。
ただし、私立大学でも地方の私立大学、単科大学、小規模私大は、年収が低くなりがちだ。
一番恵まれているのは、文句なしで大都市圏の有名私大になる!!
早慶、MARCH、日東駒専レベルになると40歳で1000万は軽く超えるし、これに管理職や役職がついていれば、もう数百万プラスはザラだ。
ボーナスは最低6ケ月+@の所が多い。
難関有名私立じゃなくても、上記と同じような年収の私立大学は数多くあるので、侮ることはできない!!
日本人の平均年収が約450万円である所からすると、地方で働く分には好待遇だと思う。
一方で、東京都の平均年収は約600万なので、特別に高給とは言えないかもしれないが、決して悪い水準ではない。
辞めたい理由2位:将来性がないから
大学職員の将来性を語るうえで、避けては通れないのが「少子化」の話である。
18歳人口は、2019年時点で約118万人いるが、2030年には105万人になると予測されている。
2000年頃には大学進学率が約40%であったが、2020年の今現在は50%を余裕で超えている。
進学率が増加したのは、世の中に訳の分からない私立大学が乱立しまくったのと、女性の大学進学率が高まったのが大きな要因だ。
でも、みんな訳の分からない大学に行っても意味がないことに気づきだし、競争力のない大学(いわゆるFランク大学)は定員割れになっている。
つまり、完全に二極化しているのだ!!
競争力のない底辺私大に就職した場合は将来性はない!!
競争力の高い難関私大は、高い将来性があるだろう!!
ただし、競争力を維持するためには、大学職員にもより一層の努力が求められるので、仕事が忙しくなるのは覚悟して欲しい!!
この2つは似たようなものだが、大学もビジネスでり、お客さん(受験生)がこなければ定員は埋まらないのである!!
定員が埋まらないというとこは、大学に入るキャッシュも少なくなるので、経営は厳しくなる。
辞めたい理由1位:人間関係が最悪だから
人間関係は大学職員に関わらず、どの会社でも問題になる。
ただ、大学の場合は、教員と職員の間には圧倒的な隔たりがある所が多く、これが原因で人間関係が嫌になる人が多い。
要は、教員と職員の間にパワーバランスの隔たりが問題なのだが、この問題をなるべく避けるには、職員理事の多い大学を選ぶとよい!!
大学における理事とは、民間企業でいうと「役員」にあたるが、例えば10人の理事のうち、教員理事が5人、職員職員が5人であれば職員と教員の力関係が拮抗していることになる。
逆に、10人の理事のうち、職員が0、教員が10人であれば教員の力が強い職場ということになる。
それから、職員も比較的まじめで冗談が通じないような(柔軟性がない)ひとが多いので、純粋な民間企業経験者からすると違和感を感じる場面もあるだろう。
ここは中途採用比率が高い大学を選んでおくことが重要だ。プロパーの大学職員と、中途職員ではやはり、思考も考え方も全て異なる。
中途採用を積極的に行っているような大学は、そうでない大学と比べて、より柔軟な思考と働き方ができるだろう。
まとめ
以上のように、大学職員と一言で言っても、様々なあることがお分かりいただけたかと思う。
まとめると、競争力のある有力私大は、年収も高く、将来性も高い。
短大、女子大、比較的最近できた倍率割れの私大は、給料はそこそこで、仕事もまったりしている。
ただし、将来性は低い!!
そう考えると、大学職員と言っても、昔ほどはまったりしていないし、一生懸命仕事をしないといけない職場に変化しつつあるのは間違いない。
そのあたりをよく理解した上で、転職活動を行ってほしい。
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