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【業界分析・企業分析】食品メーカー 情報収集の裏技!?

今日は【業界分析・企業分析】食品メーカー 情報収集の裏技!?について書きたいと思います。

食品メーカーの業界分析や企業分析をするとき、皆さんはどのようにやっていますか!?

ネット検索や書店に行って業界研究・企業研究の関連本を買ったりするのではないでしょうか。

確かにこれも一つの方法ではあります。

ですが、ご存じの通り食品メーカーは非常に高倍率で、普通に対策をしただけでは選考を突破することは難しいです。

そこで、今日はとっておきの裏技をお伝えしたいと思います。

それは企業のIR情報の活用です。

一般的にIR情報は投資家に向けて書かれている場合が多いんですが、実は就職・転職活動でめちゃくちゃ使えます!

ただし、情報量が膨大でパッと見で萎える作りになっているため、ほとんどの人が使えてないのが現実です。

でも、だからこそ!これをマスターするとライバルに一気に差をつけることができます。

この記事ではIR情報の活用方法とその着眼点についてお伝えしたいと思います。

使いこなしのコツは、ガチで全部読もうとしない事です(笑)



IR情報一覧

主要企業・IR情報のまとめです。「資料」から気になる会社の情報を閲覧できます。

企業名主な事業資料 ※出典:各社IR情報より
味の素食品、アミノ酸、医薬統合報告書(2019)
キッコーマン調味料ファクトブック(2018)
キリンビール酒類、清涼飲料統合報告書(2019)
アサヒビール酒類、清涼飲料統合報告書/アニュアルレポート(2018)・ファクトブック(2019)
サントリー酒類、清涼飲料アニュアルレポート(2018)
サッポロビール酒類、清涼飲料統合報告書(2018)
日本たばこ産業(JT)たばこ、加工食品、医薬アニュアルレポート(2018)
明治グループ食品(菓子、乳製品)、医薬統合報告書(2019)
江崎グリコ食品(菓子)アニュアルレポート(2019)
森永製菓食品(菓子)CSR報告書(2018)
森永乳業乳製品アニュアルレポート(2018)
日清食品食品(即席めん)アニュアルレポート2018中期経営計画(2018)

補足:英語版しか掲載していない企業もありますので、注意してください(汗)

読んでみて率直にどうでしたか?

企業によりますが、文字、数字、ページとか多いですよね!?

でも、大丈夫です(笑)!

大体書いてある流れはどこも同じです。

最低限以下の5点をチェックしましょう。

1.事業内容

何をやってる会社か!?

例えば味の素だったら調味料のイメージが強いですが「ライフサポート」とか「ヘルスケア」もやってるんだ!ってことが分かります。

2・会社の規模

どれくらいの規模の会社か見て下さい。

チェック項目はあげればキリがないのですが、とりあえず以下は確認しましょう。

①全体の売上高、利益(当期純利益)
②売上高に占める海外の割合
③各事業の売上高、利益

③について補足をしておきます。

企業は一つの事業だけをしているということは極めてまれで、普通は複数の事業をしています。

味の素を例に挙げると、食品、ライフサポート、ヘルスケアの3事業をメインで行っています。

それぞれの事業がどれぐらいの規模(売上高)で、どれくらい儲かっている(利益)のかを押さえておきましょう。

3.事業内容の深堀り

各事業には具体的にどんな商品があるのかを調べてみましょう。

また、それらのセグメントや商品が伸びているのか、伸びていないのかも分かります。

そして、忘れてはいけないのが海外事業です!

近年、大手の食品メーカーは海外事業を最重要経営課題としています。

海外ではどの程度売り上げを伸ばしているのか、具体的にどのような国に販売しているのかにも着目しましょう。

また、当然海外で働く可能性も視野に入れましょう。

私の実務経験を基にした最新動向を以下にまとめておきます。

4.経営戦略について

3.までが会社の基本的な情報です。ここからがIR情報の真骨頂です。

社長のメッセージ、各部門長のメッセージを読みましょう。

ここいはこの会社が将来的にどのような方向に進もうとしているのかが記載されています。

より海外事業を加速させるのか!?あるいは、新しい事業を立ち上げてそれを伸ばそうとするのか!?

会社が進もうとしている方向性を理解しておくことは、選考を受けるうえでも非常に大切です。

そして、ここには採用ページには書いてないようなことがかなり具体的に書いてあります。

5.人材育成方針


人材育成について情報が記載されていることが有るので必ず目を通しましょう。

この会社が今後どのような人材を育てていきたいかを把握することで、会社が求める人材について具体的に理解することができます。

ここにも採用ページには書いてないようなことが具体的に書いてあるので知っておくと有利です。

以上、簡単ですがポイントをまとめてみました。

自分で業界内各社のIR情報を読み、比較することで(実際に自分で脳みそと体を動かすことで)かなり情報が定着しますしなにより理解が深まります。

特に選考が進めば進むほど、その会社について深く知っておく必要があります。

そんな時に、是非このIR情報を活用してみて下さい。

最後に、繰り返しですが注意点です。

ガチで全部読む必要もありませんし、理解する必要はありません(笑)

意味が分からんってページはガンガン飛ばしましょう!!

その他、以下の記事で食品メーカーの福利厚生についてまとめてますので参考にして下さい。

こっちは、食品メーカーの面接の裏側についてまとめています。

企業のことを少しでも具体的に理解をして、自分はこの会社で何をやりたいのか?

考えるヒントにして下さい。



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