今日のテーマは、超大手企業の出世競争の実態についてです!
まず、超大手企業にいる人って、超高倍率の就活戦線を勝ち上がっている人が多いので・・・
なかなか手ごわい相手が多い!!
みんな表立って出世には興味の無いフリをしていますが、誰だって他人に認められたいし、出世したい!って内に秘めたる思いを持っている人が多いです!
特に、本社はその傾向が強い!!!
内に秘めた思は、口に出さなくても、飲み会の席で話題にでる内容で分かります(笑)
「〇〇さんが経営戦略部に異動になったらしい」、「〇〇部の佐藤さんは35歳で幹部候補の試験にパスしたらしい」とか・・・
あぁ~やっぱみんな「出世とか昇進」に興味があるのね!!!!
そんな、大企業の本社で働く彼らの特徴は以下の通り。
・会社への誇り
・負けず嫌い
・勉強熱心
・仕事が人生の中心
大企業で出世するってことは、こういう人達の集まりの中で、それぞれのステージで順当に勝ち上がっていく必要があります。
でもって、上に行けば行くほど、敵がだんだん強くなってきます!!
新卒で入社してから、最初は横一列でスタートしますが(厳密にいうと、最初から差はある)30歳前には結構、同期間の差が出てきます。
出世の過程においては、何度かの振り分けのタイミングがあります!
それでは、年代別にその振り分けのタイミングをみて行きましょう。
最初の振り分け~20代後半
新卒で入社してから最初は横一列でスタートしますが(厳密にいうと、最初から差はあるが)最初の5年間で少しづつ差が出てきます。
まず、一番下のランクから1つ上に昇格するタイミングがありますが、ストレートに昇格する人と、1年遅れで昇格する人に分かれます。
このあたりは誤差みたいなのなので、今後の頑張りでまだまだ挽回は可能な範囲です。
この最初の昇格とあわせて、最も意識されるのが・・・
同期の中で誰が本社に異動になったか!?
ということです!!
大企業の場合は全国に支店がありますよね。初期配属は、みんな全国の営業所に散らばります。
特に大企業のように古い会社だと、謎の「本社崇拝主義」が存在していて、営業所のおっちゃんが、「お前も本社に行って一旗あげてこい!」みたいな話をして発破をかけます(笑)
そんな環境なんで、やっぱりみんな「本社」って存在を強く意識するようになります。
そして、1人、2人と少しづつ同期が本社に異動し始めます。
本社に行ける人を「フラグが立っている人」とも表現します。
でも実は、本社に行ける人って実力だけで判断されている訳ではなく、結構、運の要素も大きかったりします!!!
例えば、初期配属で大きい支店に配属されて、そこの偉い人が本社パイプをもっていたから行けたとか、語学に強くて、本社の海外関係の業務に適性があると判断される等の要素があったりするので、本人の能力や実績だけでの判断とは言い難いです。
だけど、やっぱ初期配属というのは、多かれ少なかれ採用の段階での評価も影響しているので、そういう意味では、採用の段階で既に出世競争は始まっているといっても過言ではありません。
それから、大手企業の場合は、なんだかんだで「学歴」は大きい要素だと私は感じています。
やっぱ、悲しいかな本社に行く人は、なんだかんだで高学歴な人が多いです!!!!
ただし、これはタイトルにも書いたように、本当に最初の振り分けなので、この段階で上手くいった人でもその後のパフォーマンス次第では脱落者がバンバンでてきます!!!!!!
まだまだ、油断はできませんよ~!!!!
2回目の振り分け~30歳前後
30歳前後で二回目の振り分けがあります。
ここから課長代理(係長クラス)の最初の選抜が始まります。早い人は30代前半で昇進して役職がつきます。
この段階では、同期間格差も結構つき始めていて、本社への先発異動組から昇進するパターンが多いように思います。
ちなみに営業所で働いている人のモチベーションを下げさせないようにするためか、営業所の同期にも昇進する人が現れます。
ただ、営業所の課長代理と本社の課長代理では、同じ肩書でもランクが違う場合があります。
役職の名称では同じでも、人事管理上の格付けは本社の方が上で給料も違う場合があるんです!!!!!
また、本社にいくと、会社の幹部と顔を合わせる機会も増えますし、大きなプロジェクトに参加できたりと色々とチャンスが巡ってくるので出世という面では有利です。
一方で、みんな分かってて口には出しませんが、本社内の部署ヒエラルキーは、全員熟知しています。
例えば、経営戦略部にいる社員は優秀で、幹部候補筆頭格で昇進しやすいとか、Aという部署は今勢いがあるので、昇進しやすいとか。
これはなんでみんな知っているかというと、人事異動の度に発表になる人事異動一覧を穴が開くくらいみているからです(笑)
会社がいまどこの部署に優秀な人材を集中させているかは、みな知っています。
ですので、その部署に異動できるように頑張ってアピールする訳です。
3回目の振り分け~35歳前後
この辺りまで来ると、勝負あり!!!!!
といった感じになってきます。
同期の中で、だれが出世コースにいて、だれがパッとしないかというのは大体想像がつきます。
この年齢になると、一番の出世コースの人(同期の3%ほど)は既に管理職に昇進しています。
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管理職になったらなったで、今度はその座を維持しなければならないので、それはそれで大変なプレッシャーです。
同期も周りも、みんなその人のことを注目していますから、そのあと活躍できないとなると、一気にプレッシャーで潰れてしまう人もいます。
なんせ次の競争相手は、自分よりも年齢も経験も多い、ベテラン管理職になってくるので、一筋縄ではいきません!!!
個人的には、あんまり早く出世しすぎると、周りの人の注目(妬み・嫉妬)もあるので、自分の本当の実力が追い付いたころに昇進するのが良いと思っいます。
出世した人は出世した人で、すぐに新しい戦いが始まる訳です。
パフォーマンスが悪いと、すぐに飛ばされる可能性もありますので、気が抜けません!!!!
4回目の振り分け~40歳前後
この辺りの年齢になると、同期の20%くらいが管理職になっています。
もちろんポジションが無限にある訳ではありませんので、全員が管理職にはなれません。
35歳あたりで管理職になった人は、早い人だと40歳くらいで部長あたりになっている人もいるでしょう。
もっとも、ここ(部長)までいくと同期という狭い枠の中だけではなく、前後3年・間6年間ぐらいの年代ゾーンの中で数人といったところでしょうか。
ここまできたら、次は執行役員のポジションが射程に入ってきます。
5回目の振り分け
これ以降は、正直運の要素が強くなってきます!!!
特に最近よく見るのが、海外畑でずっと活躍していて本社ではあまり知られていなかったような人が、突然日本の本社に引き戻されてそのまま執行役員になるパターンです。
グローバル化の波ってやつですかね。
時代が違えば、もしかすると、このようにずっと海外で活躍していた人も、日の目を浴びなかった可能性が高いです。
昨今の大企業の幹部をみると、日本国内でそのままキャリアを積み重ねて出世したひとよりも、海外畑で地道に仕事をしてきた人、大型買収に携わって会社の未来を決定づけるような仕事をしてきた人が偉くなっているような気がします。
こういう仕事を任せられる人って、会社の中にはそんなにいないと思うんですよ。
たまたま英語ができて海外に駐在してて、そこの空気にあったとか、なんかのきっかけで、M&Aの部署に配属されたとか、時代の流れと自分のキャリアがマッチしたってパターンは運の要素は大きいです。
ただ、優秀だったからそういう部署に配属されたのは間違いないでしょう!
あとは、社長や他の幹部との相性とか、社内政治の影響とかいろんな要素で決まります。
まとめ
大企業で勝ち続ける(出世し続ける)のは、自分の頑張りもそうですけど、運の要素が大きいのは事実です。
ですが、やっぱり出世している人って、人間としてのエネルギーが半端ないと思うんですよね!
長時間仕事に耐えられるとか、めちゃくちゃ勉強しているとか、プライベートも犠牲にして会社の人と良好な関係を築くとか、やっぱ彼らはそういうのを当たり前のようにやってますもん(笑)
どんな世界でも、天下を取る人って、やっぱ凄いです!
あなたはこんな世界をどう思ったでしょうか!?
何かの参考になったら嬉しいです。
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