【2023年版】金融業界(銀行・証券・保険・外資系)の就職偏差値ランキング&年収を解説するぞ!!
AIによる業務の効率化、迫りくる米国企業のイノベーションと新規参入、仮想通貨、Fintecの登場、低金利による収益悪化、住信SBIネット銀行、SBI証券、マネックス証券等の、ネット系企業の伸長による競争激化によりこれまでのように楽して稼げる時代は終焉を迎えつつある!!
特にネット系企業は、まだまだ老舗の会社と比べると、売上高では差があるものの、店舗を持たない分だけ、ユーザーの金銭的負担は低いことから、市場シェアを継続的に伸長させている。
そしてコロナはこれらネット系サービスの普及を、加速度的に早めることにもなった!!
この流れを受け、メガバンク、大手証券会社が、実店舗の閉鎖を続々と宣言している。
銀行・証券・保険業界のいま
銀行の仕事 &コロナウイルスの影響
銀行の仕事は、いまや複雑化しカバーする範囲は多岐に渡る。
銀行のビジネスモデルの原則は、個人・法人に利子をつけて資金を融資し、見返りに報酬(利子)を得ること。
しかしながら、2016年の日銀マイナス金利の導入により銀行の「稼ぐ力」は大きく抑制されてしまった!!
※三菱UFJ銀行は、2年以上取引のない休眠口座(約800万件にのぼる個人口座)から口座管理手数料を徴収する計画を表明。
既存ビジネスモデルに限界を迎えつつある銀行業界であるが、ここにコロナも追い打ちをかけることになった!!
先ほど述べたように、銀行は貸した金に利子をつけて返済してもらうことで、初めて儲け出る。
しかし、コロナの影響で経営状況が悪化したことで、貸し付け先が倒産するリスクが高まった。
要は、貸した金が返ってこない確率が高まったのだ!!
そういう時のために、銀行はお金を用意しておかなければいけないルールになっており、これを「与信関係費用」という。
与信関係費用
①貸倒引当金・・・貸した金が返ってこない場合に備えて、金を用意しておくこと
②不良債権の処理費用・・・回収できなくなったお金を処理すること
証券会社の仕事 & コロナウイルスの影響
個人・法人の資産運用サポートをすることで、報酬を得るのが証券会社の商売。
株や投資信託などの金融商品を用意し、それを顧客に販売することで手数料報酬を得るビジネスモデル。
稼ぎを維持するため、富裕層の囲い込み、法人へのM&A(買収)、IPO(株式公開)、資金調達のサポート業務がメインとなる!!
中堅~小規模の証券会社は地域の富裕層の囲い込みが重要になるが、10年~20年の長期スパンでみるとビジネス環境は厳しい。
保険会社の仕事 & コロナウイルスの影響
個人・法人に対し、保険商品を販売することで、報酬を得るのが保険会社の商売。
なお、新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受けたのは、対面販売に強みを持つ大手保険会社だ!!
生命保険への加入経路の50%以上は対面販売(つまり保険会社の営業職員経由)が占めるが「緊急事態宣言」でそれが出来なくなってしまった。
中でも、ライフネット生命は、新規契約件数が前年比の2倍になるなど、オンライン系企業の好調さを印象付けた。
日系の大手保険会社は、今後いかに「非対面型の営業」に切り替えられるかがポイントになる!!
少々前置きが長くなったが、まずは就職偏差値ランキングをご覧あれ!!
登録・利用は無料!!
不況で市場から求人が消滅する前に、早めに動くことをお勧めする!!
※(注意)新卒採用者用のサービスは、すぐに予約が満席になるので、早めに予約することをお勧めする。
金融業界の就職偏差値ランキング
金融業界の序列(就職難易度)は以下の通り。
金融業界のヒエラルキー
ランクS:外資系投資銀行(米系)
ランクS’:外資系投資銀行(欧州系)
ランクA:国内政府系金融 ※日銀は別格
ランクB:メガバンク・大手証券・生保
ランクC:中堅銀行・証券・生保
ランクD:地方銀行、他
※その他、ヒエラルキーには無いが、将来的にネット系はランクCあたりまで急成長することが予想される。
金融業界の就職偏差値ランキング
[78] ゴールドマンサックス
モルガンスタンレー JPモルガン
━━━ランクS━━━
[77] ドイツ銀行 UBS メリルリンチ
クレディスイス バークレイズ BNPパリバ
[75]日本銀行
━━━ ランクS’ ━━━
[72] 国際協力銀行
[71]日本政策投資銀行
[70]東京証券取引所
[68]シティグループ AIG
━━━ ランクA━━━
[66] 日本証券金融 国際投信投資顧問
みずほ投信投資顧問
[64] 農林中央金庫
[61] 東京海上日動火災保険 三菱UFJ信託 日本生命
[60] 三菱東京UFJ銀行
[59] 三井住友海上 JA共済 信金中央 三井住友信託
[58] 三井住友銀行 JFC 第一生命 損保ジャパン 野村證券
[57] みずほ銀行 商工中金 明治安田生命 大和証券
━━━ ランクB ━━━
[56] 全労済 住友生命 あいおいニッセイ同和
[55] りそな SMBC日興証券 郵貯銀行 日本興亜損保 ソニー生命
[54] 三菱UFJモルガン証券 新生銀行 大同生命 みずほ証券
━━━ ランクC━━━
[53] 横浜銀行 富国生命 あおぞら銀行 かんぽ生命
[52] 静岡銀行 千葉銀行 中央労金 オリックス
[51] 福岡銀行 常陽銀行 三井生命
[50] 京都銀行 朝日生命 太陽生命
━━━ ランクD ━━━
【その他】地銀
※各エリアにおいて、左>>>右の順でランキング上位!!
<北海道エリア>
北海道銀行(ほくほくFG)、北洋銀行
<東北エリア>
七十七銀行、東邦銀行、岩手銀行、山形銀行、秋田銀行、青森銀行、みちのく銀行、荘内銀行、北日本銀行、きらやか銀行、東北銀行、北都銀行、仙台銀行、大東銀行、福島銀行
<関東エリア>
足利銀行、群馬銀行、京葉銀行、武蔵野銀行、きらぼし銀行、東京スター銀行、千葉興業銀行、東和銀行、栃木銀行、筑波銀行、神奈川銀行
<北陸エリア>
八十二銀行、北陸銀行、第四銀行、北國銀行、山梨中央銀行、北越銀行、富山第一銀行、大光銀行、福井銀行、長野銀行、富山銀行、福邦銀行
<関西地区>
関西みらい銀行、紀陽銀行、滋賀銀行、池田泉州銀行、みなと銀行、南都銀行、大正銀行、但馬銀行
<中部・東海地区>スルガ銀行、百五銀行、十六銀行、大垣共立銀行、愛知銀行、名古屋銀行、第三銀行、三重銀行、中京銀行、清水銀行、静岡中央銀行
<中国エリア>
広島銀行、中国銀行、山陰合同銀行、山口銀行、山口銀行、もみじ銀行、西京銀行、トマト銀行、鳥取銀行、島根銀行
<四国エリア>
伊予銀行、百十四銀行、阿波銀行、四国銀行、愛媛銀行、徳島銀行、香川銀行、高知銀行
<九州エリア>
西日本シティ銀行、鹿児島銀行、肥後銀行、宮崎銀行、大分銀行、十八銀行、親和銀行、熊本銀行、北九州銀行、佐賀銀行、南日本銀行、豊和銀行、福岡中央銀行、宮崎太陽銀行、佐賀共栄銀行、筑邦銀行、長崎銀行
<沖縄エリア>
沖縄銀行、琉球銀行、琉球海邦銀行
【その他】証券(中堅・ネット)
<中堅証券>
岡三証券、東京東海フィナンシャル・ホールディングス(東海東京証券、高木証券)、岩井コスモホールディングス(岩井証券・コスモ証券)、いちよし証券、藍澤証券、水戸証券、丸三証券、東洋証券、極東証券 ネット証券
<ネット>
SBI証券、マネックスグループ、楽天証券、GMOクリック証券、松井証券、カブドットコム証券、LINE証券
【その他】生命保険(外資系・ネット・独立)
<外資系>
アクサ生命保、アクサダイレクト生命、アリアンツ生命、エヌエヌ生命、FWD富士生命(旧AIG富士生命)、カーディフ生命、クレディ・アグリコル生命、ジブラルタ生命、チューリッヒ生命、プルデンシャル生命、マニュライフ生命、メットライフ生命
<ネット>
ライフネット生命、SBI生命、楽天生命
ランキングの解説
Sランク:米系投資銀行
金融業界の頂点に君臨するのが、米系投資銀行の3社(ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、JPモルガン)!!
この3社は世界三大投資銀行と言われ、世の中に圧倒的な影響を及ぼす存在。
ゴールドマン・サックス
3社の中でもゴールドマンサックス(GS)は、世界のエリートの中のエリートが集結する最強の頭脳派集団。
アイビーリーグの卒業生(米国トップ20のMBAスクール)も数多く、セカンドキャリアとして政治家、民間企業の幹部、国際機関の重役に転身する人も多い。
M&A取り扱い件数では、世界シェア2位(28.6%)。日本国内の内定者は、東大・慶応卒が多い。
中途はもちろんのこと、新卒でもITスキルを問うなど、まさに金融ビジネスモデルの変革に対応できる人材が求められている。
モルガンスタンレー、JPモルガン
次に同列で、モルガンスタンレー、JPモルガンがランクイン。
この3社の気になる年収だが、フロントオフィス(株式や債券などの金融商品の営業・売買をする部門)の場合、新卒~3年目までの時点でほぼ確実に年収1,000万円に到達する。
ここで生き残ることが出来れば、30歳くらいでヴァイスプレシデント(VP)2000万~、40代でマネージング・ディレクター(MD)5,000万~億単位の年収を得ることができる。
なお、バックオフィス(事務)の業務があるが、こちらは新卒で700万、ヴァイスプレシデント(VP)で1500万円、マネージング・ディレクター(MD)で2500万円と年収があがっていく。
投資銀行というと、フロントオフィス業務ばかりが注目されるが、バックオフィスも十分に高給であり比較的働きやすいためお勧めだ。
社内の競争も激しく、景気動向にも左右される。
S’ランク:米系3大投資銀行以外
メリルリンチ
メリルリンチは、米系の投資銀行であるが、他の米系投資銀行よりランクを1つ下げている。
その際に救済をしたのが、バンク・オブ・アメリカである。
ウェルスマネジメント部門は引き続きメリルリンチとして、投資銀行部門はバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの名で営業している。
S’ランク:欧州系投資銀行
欧州系投資銀行:ドイツ銀行、UBS、クレディスイス、バークレイズ、BNPパリバ
ドイツ銀行 UBS クレディスイス バークレイズ BNPパリバがランクイン。
いずれも、世界経済に大きな影響を与える、欧州各国の超名門企業である。
ランキングで悩んだのが、ドイツ銀行だ!
ドイツ銀行は創立150年の伝統ある欧州の名門銀行で、ヨーロッパの中央銀行に匹敵するくらい重要な役割を担っている。
一方で、公共性が強く、近隣の破綻寸前の国債を買い取り救済するなどしている。そのため慢性赤字で破綻のうわさが絶えない。
もっとも・・・ドイツ銀行に限らず、ランキング上位の企業が1社でもふっとべば、世界経済は崩壊するのだが。
年収や勤務形態は、米系投資銀行に準ずる。
UBS、クレディースイスは、近年、投資銀行色を弱め、商業銀行化を推進している。
この傾向はリーマンショックの後、顕著になったが、年収水準が下がったことで他行に転職する人が増加した。
投資銀行は勝ち逃げOK!?
株をやったことのある人はわかると思うが、個人で運用を失敗した場合は、自分で借金を返済しないといけない。
一方、投資銀行のトレーダーはどうだろうか!?
彼らは数百億を動かし、勝てばとてつもない報酬を手に入れることが出来る。
当然ながら失敗すれば億単位の損失だ!!
クビになる可能性も大いにありえる。
でも、逆に考えれば・・・
クビになるだけで済むのである!!
でも、投資銀行のトレーダーは、辞めればそれでチャラになる。
なので、投資銀行のトレーダーというのは、考え方によってはノーリスクで、割のいい博打をやらせてもらえる権利を得ていると考えることもできる。
Aランク:国内政府系金融
国内民間銀行と政府系銀行の違いは、中立性と公共性だ(民間銀行は完全に営利目的)!
公共性の高い業務の例としては、地方の伝統産業の保護など、
地域の伝統産業など、管轄からいうと地方銀行がカバーすべきところだが、採算の観点から民間がカバー出来ないようなケースがある。
もちろん、メガバンクのように大型M&AやIPOにも携わる。
なお、政府系銀行の内定を取るには、学歴が非常に重視され、東大、京大、一橋、早慶あたりでないと内定は厳しい!!
長引くコロナの影響で、中小企業を中心に経営状況はじりじりと厳しさを増している。
日本銀行
言わずと知れた日本国内最難関ランクの通称「日銀」。
①紙幣の発行、②通貨の安定を目指す金融政策の実施、③金融インフラの整備、④日銀短観発行が主な仕事であり、日本経済の中枢を担う圧倒的な存在。
内定は東大・京大・一橋が内定者の半分を占め、その他を早慶と旧帝大が占める。
勤務先の肩書としては、民間企業の中では最高峰だ!
日本政策投資銀行
就職では日銀に次ぐ、国内最難関の政府系銀行だ。内定者のほとんどが東大生のスーパーエリート集団。
30歳で年収1,000万円、35歳で年収1,500万円と高給。
半官半民の立場として民間企業や官公庁など、世界中の全産業を相手に「投融資一体型のビジネスモデル」に基づき、投資、融資、コンサルティングの3つのサービスを行っている。
東京証券取引所
勤務時間と給料を比較する際に非常にコスパが良いため、個人的にお勧めな就職先。いわゆる「まったり高給」というやつだ。
東証は日本最大の証券取引所で、東証1部、2部、マザーズなどを運営している。
40歳で年収1,000万円と政府系金融よりも年収は控えめだが、東京証券取引所という絶対になくならない社会インフラを運営しているということもあり、仕事の安定感は半端ない。
部長クラスで1,800万円が年収の相場。内定者は、東大、一橋、早慶などから約25名程度。
個人的には非常にお勧めの会社だ!!興味がある人は以下の記事を参照してほしい。
メガバンク/中堅銀行・大手/中堅証券・大手/中堅生保
なお、中堅銀行・証券・生保は、短期的には自己資本を切り崩しながら、なんとかやっていける所も多いが、中長期的には生き残りをかけた大手との合併は必須。
※今現在世の中にある、多くの金融企業は将来的には名前を変えて存在することになるだろう。
メガバンク:三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行
メガバンクは、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3行を指す!!
現在大規模な人員削減に取り組んでおり、みずほ銀行1万9000人、三菱UFJ銀行6000人、三井住友銀行4000人の削減を見込む。
採用全盛期の2009年はメガバンク3行合わせて、約6,000人を新卒採用していたが、2022年は約1400人である。
※また、ここ近年は(特にコロナ以降)早慶の採用比率が高くなる傾向にある。
与信関係費用額と利益への影響
✔三菱UFJ銀行が1450億円/純利益は1834億円(対前年-53%)
✔みずほ銀行が390億/純利益は1223億円(対前年-25%)
✔三井住友銀行が1148億円/銃利益は860億円(対前年-60%)
※実績はコロナ直後の2020年4-6月期連結決算
メガバンクの経営状況と平均年収推移
三菱UFJ銀行
2020年の売上高は7.3兆円、当期純利益 5,281億円
2021年の売上高は6.0兆円、当期純利益 7,770億円
※参考2017~19年の利益は8000~9000億円台
2020年の平均年収は774万円(39.6歳)
2021年の平均年収は773万円(38.3歳)
三井住友銀行
2020年の売上高は5.3兆円、当期純利益 7,038億円
2021年の売上高は3.9兆円、当期純利益 5,128億円
※参考2017~19年の利益は7,000億円台
2020年の平均年収は828万円(37.4歳)
2021年の平均年収は824万円(38.0歳)
みずほ銀行
2020年の売上高は4.0兆円、当期純利益 4,485億円
2021年の売上高は3.2兆円、当期純利益 4,710億円
※参考2017~19年の利益は7,000億円台
2020年の平均年収は735万円(38.2歳)
2021年の平均年収は729万円(38.1歳)
メガバンク銀行員の働き方
メガバンク銀行員の働き方や風土についてもっと知りたい人は、以下の記事を参照頂きたい!!
↓ここには、他のどの記事にも書いてないような、リアルな情報をまとめている。
【永久保存版】金融業界・メガバンク銀行員の出世コースと配属部署をランキング形式で説明するぞ!! ※タイトルはメガバンクと…
※以降、データは2020年版
三菱UFJ銀行の積極採用校
1位:慶応大学(65人)
2位:早稲田大学(50人)
3位:一橋大学(22人)
4位:東京大学(19人)
5位:同志社大学(18人)
三井住友銀行の積極採用校
1位:慶応大学(66人)
2位:早稲田大学(50人)
3位:大阪大学(39名)
4位:神戸大学(37名)
5位:京都大学(33名)
みずほ銀行の積極採用校
1位:慶応大学(59人)
2位:早稲田大学(54人)
3位:同志社大学(29名)
4位:立命館大学(26名)
5位:青山学院大学(24名)
大手証券:野村証券、大和証券
野村証券、大和証券が業界のツートップで、それにメガバンク系列のみずほ証券、SMBC日興証券、三菱UFJ証券の3社が続く構図。
◆野村証券◆
2020年の営業収益は1兆9,524億円、税前利益2,482億円
2021年の営業収益は1兆6,172億円、税前利益2,306億円となんとか利益水準は維持。
※平均年収は、ホールディング表記のため正確な数値は不明も過去データでは40歳で1087万円。
野村証券の積極採用校
1位:慶応大学(36名)
2位:早稲田大学(16名)
3位:東京大学(15名)
4位:同志社・法政大学(各12名)
◆大和証券◆
2020年の営業収益は6,722億円、税前利益702億円
2021年の営業収益は5761億円、税前利益1151億円と利益水準が大幅増。
※平均年収は2020年(857万円/39.3歳)→2021年(852万円/38.8歳)と変化なし。
◆みずほ証券◆
2020年の営業収益は3,817億円、経常利益312億円
2021年の営業収益は4,410億円、経常利益978億円と利益水準が大幅増。
◆SMBC日興証券◆
2020年の営業収益は3,987億円、経常利益498億円
2021年の営業収益は4,471億円、経常利益907億円と利益水準が大幅増。
◆三菱UFJ証券◆
2020年の営業収益は4,557億円、経常利益485億円
2021年の営業収益は3,880億円、経常利益804億円と利益水準が大幅増。
◆SBI証券◆
2020年の営業収益は1,244億円、経常利益426億円
2021年の営業収益は1,603億円、経常利益618億円と利益水準が大幅増。
一般的に株価があがれば、株を始めたり再開する人が増えるため、証券会社には手数料が入ることになる。
それとは反対に、恐慌による株価暴落時は、投資を控える個人投資家人が増えるので、手数料は減ることになる。
大手保険&損害保険:日本生命、明治安田生命、第一生命、東京海上日動火災、損保ジャパン
生命保険は、日本生命(保険料等収入4兆5,261億円)を筆頭に、明治安田生命(保険料等収入2兆5,933億円)、第一生命(保険料等収入2兆3,501億円)が国内の大手群に属する。
これは加入者の健康維持を条件に、従来型の医療保険などから保険料を割り引く「予防型保険」といえる。
損害保険は、東京海上日動火災(正味収入保険料:2兆2,475億円)、損保ジャパン(正味収入保険料:2兆1,847億円)三井住友海上(正味収入保険料:1兆5,479億円)が国内の大手群に属する。
また、保険料の半分を自動車保険が占めるが、技術の進歩・普及で交通事故の発生件数が減少。
そのため各社は、脱自動車保険を展開しており、サイバー保険、認知症賠償責任保険などの販売に注力している会社もある。
大手損害保険会社の平均年収
東京海上日動火災保険
2020年の平均年収は757万円(42.0歳)
2021年の平均年収は772万円(41.9歳)
三井住友海上火災保険
2021年の平均年収は741万円(40.9歳)
2021年の平均年収は737万円(41.2歳)
日本生命の積極採用校
1位:同志社大学(38名)
2位:早稲田大学(32名)
2位:関西学院大学(32名)
4位:慶応大学(30名)
5位:青山学院大学(26名)
第一生命の積極採用校
1位:早稲田大学(25名)
2位:日本大学(23名)
3位:慶応大学(20名)
4位:青山学院大学(19名)
4位:法政大学(19名)
損害保険ジャパンの積極採用校
1位:早稲田大学(16名)
2位:慶応大学(14名)
3位:明治大学(9名)
4位:西南学院大学(7名)
5位:上智大学(6名)
東京海上日動火災保険の積極採用校
1位:慶応大学(95名)
2位:早稲田大学(65名)
3位:東京大学(20名)
3位:立教大学(20名)
3位:関西学院大学(20名)
三井住友海上火災保険の積極採用校
1位:早稲田大学(49名)
2位:慶応義塾大学(42名)
3位:関西学院大学(28名)
4位:明治大学(25名)
5位:青山学院大学(16名)
地方銀行
地方銀行(地銀)は正直言って大苦戦中!!
現状、低金利が続き収益力が減少している銀行が多く、最終的には、各地域を代表する3~4行まで統合・再編が進むと予想される。
既に首都圏では地銀最大手の横浜銀行と千葉銀行が2019年7月より業務提携を開始している。
最大手地銀の年収は以下の通り。
千葉銀行:729万円(38.6歳)
横浜銀行:千葉銀行と同水準
※横浜銀行は、2016年に上場廃止になっている。
働く環境について
全国転勤
金融系総合職は、2〜3年おきに全国転勤あり。
ちなみに、金融業界は好き好んで全国転勤をしている訳ではなく、金融庁からの「癒着防止のため転勤させなさい!」という命令に従っているだけ。
しかし、2019年の8月に金融庁は定期異動のルールを撤廃したため、今後は環境が変わる可能性が大いにあるので要注目(とはいえゼロにはならない)。
離職率
30歳までに同期の半分以上が離職する。
お堅いイメージから、転職できる幅も広く、次の職場も比較的簡単に見つかるため、この離職率となっている。
潰しがきくという安易な考えで、とりあえず銀行に入行する人も多い。
※参考までに銀行員の転職先を以下に紹介しておく。
【金融業界】銀行員の転職先として人気の10業界をランキング形式で解説!! 『銀行は国家のベースインフラなので、絶対に倒産…
ノルマ
金融業界で課せられるノルマを達成することは至難の業だ。
販売手数料(利益)が高い金融商品は、例えば元本保証がないなどの高リスク商品が中心となるため、セールストークを磨く必要がある。
一方、金融商品取引法、金融商品販売法という法律があるため、お客さんには適切に説明をすることが求められる(これをやらないと違法!)。
大事なことは、その商品を必要としているお客さんをいかに見つけ出すかという事(どんな商品であっても必要としている人がいる)。
体 質
頭脳派集団ではあるが、営業所はまだまだ理不尽な体育会系のノリが残っているし、意味不明な事務作業や無駄がまだまだ散見される。
スマートな世界を夢見ていた就活生が入社後に現実に直面し、早期離職するケースが後を絶たない。
資格の勉強
業務上取らなければいけない資格があるため勉強をする必要がある。
例えば、証券会社で営業をやろうと思っても、いきなりお客さんに金融商品を進めることはできない(証券外務員資格の取得が必須)。
当然、勤務時間外の自己研鑽になるため、土日もうかうか遊んでいることは出来ない。
金融に対する興味と、勉強する基本姿勢が備わっていないとこの業界では長く働くことはできない。
登録・利用は無料!!
不況で市場から求人が消滅する前に、早めに動くことをお勧めする!!
※新卒採用者用のサービスは、すぐに予約が埋まってしまうので、早めの申し込みをお勧めする。
本ブログ:俺の転職活動塾!ではその他の業界も含め、数々の有力情報を発信している!!
是非、「お気に入り」に登録して就職活動に活用して欲しい。
【2023年版】総合商社・専門商社の就職偏差値ランキング&年収を解説するぞ!! 商社は総合商社と専門商社に分類される 管… 【永久保存版】不景気に強い業界・業種の企業ランキングを解説するぞ!! 不況は必ずやってくる!! 歴史を振り返ると、198…