【2024/2025卒版】理系(大卒・大学院卒)の就職偏差値ランキングを解説するぞ!!
まず、文系と理系では就職活動のルールが全く異なる!!
理系は文系と異なり、産学連携などで民間企業と共同研究したり、指導教員のコネがあったりするので、必然的に大学推薦(教授推薦や就職課の大学枠)を活用するケースが多くなる。
推薦状の意味
推薦状があると、内定辞退のリスクが減るため、企業にもメリットがある。
1次面接や筆記試験が免除されるケースもあるが、だからと言って採用基準が甘くなる訳ではないので注意が必要!!
あらかじめ企業が提示する「条件/専門性」にマッチした人材を学内(研究室)で選出し、推薦方式を取るため、難関企業でも倍率は低く、エントリーは多くても10社以内と、文系と比べて短期間であっさり内定をゲットできるのが特徴だ。
理系学生からすると「文学部卒でメガバンクから内定をゲットしました!!」という話は、怪奇現象に他ならず、大学/大学院で学んだことは何なの!?と疑問に思う人も多いだろう。
しかし、理系といえども、全ての企業が大学経由(教授推薦や就職課)で採用しているかというと、そんなことはない!!
(例)理系だけど、総合商社、コンサル、投資銀行を目指すなど
↑こういう人は、上位大学に行けば行くほど実は多い
これら人気企業となると、推薦制度が存在しないため、100%実力のみで内定を勝ち取らなければいけない!!
しかしながら、上記の人気業界内に占める理系人材の割合は年々増えており、戦略コンサルにいたっては内定者の7割が理系ということもザラだ!!
そのような諸事情を考慮したうえで「理系の就職偏差値ランキング」は構成されている。
転職の際も「専門性」を軸に転職活動をすることになるため、最初にどの分野で経験を積むかは非常に重要な要素になる。
2020年の新型コロナウイルスの影響により、企業の採用意欲をより一層かきたてているのが「情報系を学んでいる高度IT系人材」である。
主に情報系学部に所属する学生が採用対象になるが、これらの学生の将来性は非常に高い。
前置きはこれくらいにして、まずは理系の就職偏差値ランキングをご覧あれ!!
登録・利用は全て無料!!
優良求人が消え去る前に、早めに動くことをお勧めする。
理系の就職偏差値ランキング
Sランク企業
[70] Google、投資銀行、総合商社
[69]外資系コンサル
Aランク企業
[68] 日系コンサル
[67] NTT東西・JR東海・JXTG ・ NTTドコモ・武田薬品・任天堂・関西電力
[66] JR東日本・サントリー・味の素・アサヒ・キリン・JT・東京ガス・旭硝子・アステラス・ キーエンス・トヨタ・ソニー・NHK
[65] JR西日本・明治・花王・日清製粉・三菱化学・信越化学・JFE・第一三共・エーザイ・任天堂・ 日揮・ 三菱重工・INPEX・日本製鉄・出光興産・KDDI
Bランク企業
[64] 電源開発・日清食品・大阪ガス・中部電力・住友鉱山・住友電工・JX金属・コマツ・日立(非SE) ・東レ・住友化学・キャノン・ホンダ・川崎重工・富士フィルム
[62]資生堂・ユニチャーム・東邦ガス・豊田自動織機・ファナック・SCE・HP・日本IBM(SE)・ NTTデータ・三井化学・旭化成 ・富士ゼロックス・IHI・ ニコン・三菱マテリアル・ 三菱電機・デンソー・ANA(技術)・日産・千代田化工
[61] 昭和電工・板硝子・東洋エンジニアリング・ NTTコミュニケーション・大手ゼネコン ・帝人・JSR・東京エレクトロン・ヤフー・サッポロ・王子製紙・古河電工・三井金属・神戸製鋼・日東電工・JAL(技術)
[60] HOYA・ダイキン・日本製紙・コニカミノルタ・富士通(非SE)・住友重機械・DIC・大日本スクリーン・宇部興産・積水化学・マツダ・江崎グリコ・大陽日酸・リコー・パナソニック・東京電力
Cランク企業
[59] エプソン・ヤマハ発動機・ブリジストン・テルモ・ DNP・凸版・クボタ・日新製鋼・村田製作所・浜松ホトニクス ・日立ハイテク・日立金属・フジクラ・三菱瓦斯化学・東ソー・カネカ・日立化成・住友ベークライト・島津製作所
[58] 富士重工・京セラ・オリンパス・オムロン・東芝・NEC・アイシン・ダンロップ・スズキ・大同特殊鋼・DOWA・日本軽金属・トクヤマ・日本電気硝子 ・三菱レイヨン・日本触媒・日本ゼオン・日産化学・関西ペイント・ブラザー工業
理系の就職偏差値ランキングの解説
先にランキングの全体像を紹介したが、ここからはランクごとに解説をしたい!!
ランクに関わらず、1つでも内定が取れれば間違いなく「勝ち組」である!!
理系の一番のボリュームゾーンはやはり製造業で、自動車、電機、化学、電子部品メーカーなどが多い。
中でも、化学メーカーは優良企業が多く、不況の影響も受けにくいのでお勧めだ!!
【2023年版】化学・素材メーカーの難易度/就職偏差値ランキング(年収)を解説するぞ!! 冒頭からいきなりで申し訳ないが…
それではランク順に解説する!!
Sランクの企業
[70] Google、投資銀行、総合商社
[69]外資系コンサル
Sランク企業の解説
まずこのランクの企業は、大学推薦が利用できない!!
ただし、総合商社を除けば、その他は理系の方が内定は取りやすい!!
まず、Googleは外資系企業で「職種別採用」をしており、文系が参入できないような特殊な職種が多く、理系しか受けられないものが多い。
投資銀行、外資系コンサルもベースは、ロジカルシンキングの要素を多分に加味した採用形態になっているので、日々の研究で、データ、数値、論拠、検証力の素地が出来上がっている理系は、文系よりも秀でているケースが多く、理系内定者の割合は半数以上を占める。
ただし、この領域になると学歴は必須で、東大、早慶、旧帝大レベルが最低ラインになる。
理系のトップ層は、間違いなく地頭が良いので、社会的な協調性や、コミュニケーション能力が備わっていれば、文句なしだ!!
いくら優秀でも、実験ばっかりしていて世の中のことは良くわかりません!という人や、ビジネスモデルについて正しく理解をしていない人もダメで、総合力が要求されるのは言うまでもない。
それから、忘れてはいけないのが体力だ!!
これらの業界は年収が高い分、勤務時間や精神的なプレッシャーが高いので、打たれ強さ・タフさも重要な資質になる。
Aランク企業
[68] 日系コンサル
[67] NTT東西・JR東海・JXTG ・ NTTドコモ・武田薬品・任天堂・関西電力
[66] JR東日本・サントリー・味の素・アサヒ・キリン・JT・東京ガス・旭硝子・アステラス・ キーエンス・トヨタ・ソニー・NHK
[65] JR西日本・明治・花王・日清製粉・三菱化学・信越化学・JFE・第一三共・エーザイ・任天堂・ 日揮・ 三菱重工・INPEX・日本製鉄・出光興産・KDDI
Aランク企業の解説
メーカー、鉄道、電力、化学業界の上位企業
Aランク企業は、日本を代表する超有名企業が勢ぞろいだ。
文系の場合は、ここに不動産デベロッパー、テレビ局、広告代理店、メガバンクなどがランクインするが、これらの企業は文系が採用のメインになるので、理系ランキングには入れていない。
近年の動向を見る限り、理系に人気なのは食品メーカー、製薬会社の研究開発職である。
Aランク企業の場合、食品・製薬メーカーなど、研究開発費がふんだんに投入されるので、仕事面での環境は文句なし。
これが下位企業になると、一気に待遇が悪く(貧乏)になるので、設備はもちろんのこと、残業代が一部支給されないなど、色々と問題がある。
ただし、採用人数がせいぜい数十名と少なく、国内屈指の超難関職種でもある!!
この領域は、学歴、研究実績、能力、運のすべてが揃っていないと入社はできない。
Aランクの企業は、各業界内の代表企業(業界1位・2位)で構成されており、平均年収が抑えられがちな食品メーカーでも、30歳で800万~1,000万円に到達する。
また、このランクの製薬メーカーも、30歳で1,000万円に到達する。
海外で活躍というよりは、国内を主戦場にしている会社が多く、それなりに仕事のやりがいと、自分の時間を大事にしたい学生にお勧め(もちろん海外駐在の可能性はゼロではない)。
その他、トヨタ、ソニー、三菱重工などの名門製造業や、電力、鉄道、通信(NTT)といったベースインフラを統括するような企業も人気が高い。
最近は、コロナで企業体力が削られているところも多いが、(例)ソニーは手元キャッシュが1兆円をこえるなど、体力的にも全く問題ない!!
この辺りは、採用人数も比較的多く、企業側もかなり詳細に職種を分けて採用する傾向があるので、自分の専門分野と企業の求める分野が一致すると、すんなり内定が出るケースが多い。
海外で活躍したい人は、トヨタ、ソニー、三菱重工業、旭硝子、JXTG、INPEX、日本製鉄、や三菱化学・信越化学といった化学メーカーがお勧め。
文系のように海外営業をするわけではなく、海外工場の設立に伴う、生産ラインの拡大や、製造技術の導入などが主な仕事になる。
Aランクの企業に入れる学生は、まぎれもなく日本の中のエリート中のエリートである!!
全て業界内でトップレベルに位置しており、事業の規模感、シェア、利益も素晴らしく、経営の安定性も抜群だ!!
Bランク企業
[64] 電源開発・日清食品・大阪ガス・中部電力・住友鉱山・住友電工・JX金属・コマツ・日立(非SE) ・東レ・住友化学・キャノン・ホンダ・川崎重工・富士フィルム
[62]資生堂・ユニチャーム・東邦ガス・豊田自動織機・ファナック・SCE・HP・日本IBM(SE)・ NTTデータ・三井化学・旭化成 ・富士ゼロックス・IHI・ ニコン・三菱マテリアル・ デンソー・ANA(技術)・日産・千代田化工
[61] 昭和電工・板硝子・東洋エンジニアリング・ NTTコミュニケーション・大手ゼネコン ・帝人・JSR・東京エレクトロン・ヤフー・サッポロ・王子製紙・古河電工・三井金属・神戸製鋼・日東電工・JAL(技術)
[60] HOYA・ダイキン・日本製紙・コニカミノルタ・富士通(非SE)・住友重機械・DIC・大日本スクリーン・宇部興産・積水化学・マツダ・江崎グリコ・太陽日酸・リコー・パナソニック・東京電力・三菱電機
Bランク企業の解説
メーカー、鉄鋼・非鉄金属、電力、化学業界の上位&準上位
このランクは業界トップではないものの、準トップ企業がランクインしている。
業界内の優良企業が多く、特定の分野で世界シェアや国内シェアトップを保有している会社が、数多くランクインしている。
業界別にみると、鉄鋼・非鉄金属、化学メーカー、自動車関連、プラント、電機メーカー、電子部品など理系が主力となる企業が多い。
業界1位の会社も含まれる一方で、Aランク企業と比べると、売上高や利益額がやや劣る会社が多い。
【64】ランクでは住友化学は業界2位だが、海外で活躍するチャンスも多く、年収903万円(40.7歳)と業界内でも待遇が良く、おすすめの会社。
富士フィルムについては、新型コロナウイルス関係で「アビガン」が注目されており、化学メーカーのみならず、製薬業界でも大注目の会社。
【61】の東京エレクトロンは、国内最大の半体製造装置メーカーで、世界ランク4位の超優良企業。
Cランク企業
[59] エプソン・ヤマハ発動機・ブリジストン・テルモ・ DNP・凸版・クボタ・村田製作所・浜松ホトニクス ・日立ハイテク・日立金属・フジクラ・三菱瓦斯化学・東ソー・カネカ・日立化成・住友ベークライト・島津製作所
[58] 富士重工・京セラ・オリンパス・オムロン・東芝・NEC・アイシン・ダンロップ・スズキ・大同特殊鋼・DOWA・日本軽金属・トクヤマ・日本電気硝子 ・三菱レイヨン・日本触媒・日本ゼオン・日産化学・関西ペイント・ブラザー工業
Cランク企業の解説
鉄鋼・非鉄金属、化学、電子部品、印刷業界の上位&準上位
このランクも、鉄鋼・非鉄金属、化学メーカー、電子部品、電機メーカー、印刷会社などで構成されている。
ここで初めて、印刷会社の大日本印刷と凸版印刷がランクインしているが、この2社はともに業界最大手の双璧で、単なる印刷会社にとどまらず、食品・医薬品のフィルム包装材や液晶パネル、有機EL、半導体の生産材や部品など、印刷会社の領域を超えた幅広い活躍が期待できる。
日本の化学メーカーは、世界を相手に堂々と戦える企業が数多く存在し、世界シェア1位を確保している分野が数多くある!!
そのため理系の就職先としては、非常に人気の業界だ!!
まとめ
上記のランキングは、理系の就職がメインの業界&企業が多数ランクインしているが、ランキングに記載されていない企業からも内定を取ることは可能だ。
逆に文系が理系の職種で内定を取るのは、逆立ちしても不可能である!!
繰り返しになるが、大手企業の大学経由での入社を考えた場合、できる限り大学院(修士課程)を卒業すること、難関大学(できれば私立ではなく国立)、企業とのコネの強い教員の下で指導を受けることが重要である。
大学で希望の所に行けなかった人も、大学院であればワングレード、ツーグレードランクアップしたところに進学することも可能だと思うので、将来のことを見据えて、戦略的に行動いただきたい。
この記事に記載した情報は、ほんの触りの部分に過ぎない!!
理系が活躍できる代表的な業界情報
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